K-POP

『R U Next?』#1#2―日本人はイロハ、モカ、ルカが注目を浴びる(ENHYPENの妹分オーディション)

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日本人7人を含む22人のうちデビューできるのは6人、視聴者投票も実施中
第1ラウンドは脱落者なし、第2ラウンドから脱落者が出る
第1ラウンド『DALLA DALLA』チーム―ダンスが得意な日本人イロハが目立つ
第1ラウンド『TOMBOY』チーム―日本人モカ、タイ人モア、韓国人ヨンソは全員実力者
第1ラウンド『Dumhdurum』チーム―LE SSERAFIMデビュー候補だった日本人ルカが登場
第1ラウンド『Bad Girl Good Girl』チーム―番組開始時に1位のジミン、2位のユナ、4位のミンジュ
第2ラウンド『FEARLESS』対決―へウォンが最高点、ミンジュが審査員に褒められる

K-POPのHYBEとCJ ENMの合弁会社BELIFT LABによるグローバル・ガールズグループ(つまりENHYPENの妹グループ)発掘のサバイバル・オーディション番組「R U Next?」が、2023年6月30日(金)20:50より韓国JTBCと日本のABEMAで放送されている。

筆者は6月30日放送の第1話はリアルタイムで観たが、正直、感想がまとまらなかったので、記事を書けなかった。7月7日放送の第2話は見逃し配信で観たが、今度は一応ぎりぎりサバ番オタクの部類の筆者が十分興味を持てる内容だったので、取りあえず次回も観ることに決めた。

サバ番につきものの不公平で偏った編集もあるようだが、存在感のある練習生が現れてきている。自己主張が強そうな子もかなりいるが、ステージで目立たないと脱落の確率が上がるから仕方がない。日本人練習生7人のうち、2話までで最も目立っていたのはイロハだろう。

日本人7人を含む22人のうちデビューできるのは6人、視聴者投票も実施中

日本人7人を含む22人の女性練習生たちのうち、最終的にデビューできるのは6人だ。グローバル視聴者投票がWeverseとモバイル金融アプリのtossで行われており、現在の2次投票期間の締切りは7月20日(木)24時となっている。

HYBEの場合、兄グループのENHYPENを誕生させた2020年の「I-LAND」や2022年の&TEAMを誕生させた「&AUDITION」の例を見ても、デビューメンバー決定を100%視聴者投票に委ねることはないはずだ。おそらく順位決定の要素の1つという位置付けだろう。

デビューするグループのプロデュースの主導権はHYBEにある。その証拠に、第2話ではHYBEのSOURCE MUSIC所属のLE SSERAFIMのメンバーがVTR出演していたし、第2話の後半から始まった第2ラウンドの課題曲3曲はすべてHYBEのアーティストのデビュー曲だ(LE SSERAFIM「FEARLESS」、NewJeans「Attention」、ENHYPEN「Given-Taken」)。

番組開始時点で、22人の練習生には一応参考順位がついていたが、第1ラウンドでは脱落者はなしだった。

第1ラウンドは脱落者なし、第2ラウンドから脱落者が出る

第1ラウンド「TRYOUT」では、22人の練習生たちは7つの3人組ユニット(1つだけ4人組)に分かれてパフォーマンスを披露し、専門家コーチ陣(HYBEのBIGHIT MUSIC所属の男性歌手イ・ヒョンを含む)が各ユニット内での3人の順位を決定した。1位の練習生がHIGH LEVEL、2位がMIDDLE LEVEL、3位がLOW LEVELとされた。なお、1つのユニットは体調不良者がいたため、パフォーマンス披露できなかったようだ。

第2ラウンドからは脱落者が出る。第2ラウンドでは、課題曲1曲を2つのユニットがパフォーマンスして、コーチ陣が個人順位を付け(6人のコーチがそれぞれ1人の練習生に100点満点で点数を付ける模様)、ユニット平均点で2つのユニットの勝敗が決定された。勝ったユニットにはベネフィット50点が加算される。

第1話で非公表だった各LEVEL内での1位と2位の練習生が、それぞれ自分の好きな練習生を集めて3~4人のユニット(HIGH LEVEL-Aユニット、HIGH LVEL-Bユニット、MIDDLE LEVEL-Aユニット・・・のように)を作らされた。

LOW LEVELから各ユニットが希望する課題曲(LE SSERAFIM「FEARLESS」、NewJeans「Attention」、ENHYPEN「Given-Taken」)を選び、かぶるとHIGH LEVELがより低いLEVELより優先された。結果、課題曲と対戦ユニットの組み合わせはこうなった。

LE SSERAFIM「FEARLESS」の2ユニット対決
・MIDDLE LEVEL-A― ミンジュ(MID LEVEL1位)、ハスル、へウォン、ウォンヒ
・LOW LEVEL-B― モア(LOW LEVE2位)、フウナ、イェウォン

NewJeans「Attention」の2ユニット対決
・HIGH LEVEL-A ―ユナ(HIGH LEVEL1位)、ジョンウン、ヒメナ、ソヨン
・MIDDLE LEVEL-B― モカ(MID LEVEL2位)、シャネル、ユイサ

ENHYPEN「Given-Taken」の2ユニット対決はLOW-AとHIGH-Bが対決
・HIGH LEVEL-B― イロハ(HIGH LEVEL2位)、ヨンソ、ルカ、アイリス
・LOW LEVEL-A ― ジミン(LOW LEVEL1位)、ジヒョン、ジウ、エナ

審査対象となるステージ・パフォーマンスは、1曲を2ユニット一緒に1回のみ披露した。1つの曲のイントロ部分は2ユニット合同で、歌詞の1番部分は1つ目のユニット単独で(もう1つのユニットは舞台端に待機)、2番は2つ目のユニット単独で、その後は曲の終わりまで2ユニット合同でパフォーマンスした。ユニットごとに異なる色の衣装を着て、見分けやすくしていた。

第2ラウンドの各課題曲のパート決めでは、キリングパートを誰が担当するかだけは、22人の全練習生の前で1人ずつカメラに向かってパフォーマンスを披露させられ、全練習生の投票で決定された。それ以外の各曲のパート決めは難航した。目立たなければ死活問題である反面、自信がなく言いたいことが言えず悩む練習生もいて、雰囲気は良くなかった。

第2話後半ではLE SSERAFIM「FEARLESS」対決の一部始終が放送され、NewJeans「Attention」対決が始まるところで終わった。

「FEARLESS」対決では、ユニット平均点がLOW LEVEL-Bユニットが536点、MIDDLE LEVEL-Aユニットが550点で、LOW LEVEL-Bユニットが勝利してベネフィットを獲得した。点数は非公表だったが、キリングパートを担当したMIDDLE LEVEL-Aユニットのへウォンが圧倒的な差で最高点を獲得した。また、審査員の1人はミンジュのステージ上のオーラを褒めた。

また、脱落者の目安のつもりか、ユニット内最低点の練習生が公表され、LOW LEVEL-Bユニットの最低はフウナの519点、MIDDLE LEVEL-Aユニットの最低はハスル の440点だった。

第1ラウンド『DALLA DALLA』チーム―ダンスが得意な日本人イロハが目立つ

以下は、運営側の意向を汲んだ、偏った編集の仕方であることを承知の上で、印象に残った練習生についてを中心に、まとめておく。

第1話の第1ラウンド(TRYOUT)ではまず、イロハ(日本人)、へウォン、ジヒョンの、ダンスが得意とされる3人によるチームによる、ITZY「DALLA DALLA」のパフォーマンス披露が印象深かった。

日本人イロハの3歳の時のダンス映像が流れ、イロハはダンスが好きで明るいエネルギーを持っていると紹介された。ジヒョンは小さい頃からモダンダンスを習っていたそうだ。

ステージ・パフォーマンスの途中で、へウォンの2つ結びの髪の1つがほどけたり、イロハのマイクが落ちたりしたが、概ねコーチ陣は期待通りだった。チームのパフォーマンス後に、改めてソロダンスも披露させられ、イロハは上手だった。

審査結果(チーム内順位)は、イロハがHIGH LEVEL(1位)、へウォンがMIDDLE LEVEL(2位)、ジヒョンがLOW LEVEL(3位)だった。また、第2話で判明したが、イロハは全HIGH LEVEL練習生の中では2位だった。

・YouTubeのHYBE LABELS+チャンネルに2023年6月30日に公開されたイロハ×へウォン×ジヒョン「DALLA DALLA」

第1ラウンド『TOMBOY』チーム―日本人モカ、タイ人モア、韓国人ヨンソは全員実力者

次に、モカ(日本人)、ヨンソ、モア(タイ人)のユニットも、「才能のある子たちのユニット」との呼び声が高かった。

披露したのは(G)I-DLEの「TOMBOY」で、パフォーマンスの完成度が高かった。コーチ陣からは「夢中になって観たのでメモできなかった」「オーラがすごくて、いい感じ」「最高でした。みんなHIGH LEVEL」など絶賛された。筆者個人的には、センターのヨンソの存在感がすごかった。

チーム内順位は、HIGH LEVELがヨンソ、MIDDLE LEVELがモカ、LOWがモアだったが、コーチの意見が初めて割れたとのことで、「あまり気にしないで頂きたい」と同情されていた。

・YouTubeのHYBE LABELS+チャンネルに2023年6月30日に公開されたヨンソ×モカ×モア「TOMBOY」(3分28秒)

第1ラウンド『Dumhdurum』チーム―LE SSERAFIMデビュー候補だった日本人ルカが登場

LE SSERAFIMのデビュー組候補だった日本人ルカと、韓国人練習生ハスル、Nizi Project出身の日本人フウナの3人のチームも、ルカを中心に長尺で紹介されていた。

ルカはインタビューで「LE SSERAFIMのデビュー候補組にいました。マネージャーが来て、『残念ながら、ルカは同じチームとしてデビューすることはできなくなった』と。この道に進み続けるかどうか、沢山悩みました。もっと頑張ってたら、私もここにいられたのに、(LE SSERAFIMの)お姉さんたちが一生懸命やってるので、私も頑張ってデビューして再会しようという思いが強くなりました」と述べていた。

この3人のチームはApink「Dumhdurum」を披露した。コーチ陣の評価は分かれた。ダンスについては「3人ともキレがある」と褒められた。イ・ヒョンは「このステージがバランスが取れていたか疑問だ。全く調和がとれていない」と、辛口だった。

ルカについては、KARAのギュリは「歌もダンスも上手だが、それを超える何かが必要な気がする」と述べた。筆者の個人的な第一印象だが、ルカは現LE SSERAFIMのメンバーが醸し出している“K-POP勝ち組オーラ”が不足していて、むしろNiziUと日本の女性アイドルの中間みたいな雰囲気に見えた(あくまでも第一印象なので、今後見方が変わるかもしれない)。

チーム内順位は、HIGH LEVELがルカ、MIDDLE LEVELがハスル、LOW LEVELがフウナだった。

・YouTubeのHYBE LABELS+チャンネルに2023年7月7日に公開されたルカ×ハスル×フウナ「Dumhdurum」

第1ラウンド『Bad Girl Good Girl』チーム―番組開始時に1位のジミン、2位のユナ、4位のミンジュ

さらに、第1ラウンドの最後に放送された、番組開始時での参考順位が1位のジミン、2位のユナ、4位のミンジュの“最上位”ユニットも、注目を集めた。

3人での練習シーンの様子が流れたが、3人とも自信とプライドと野心があり、意見が合わず若干ギクシャクする場面もあった。

披露したのはmiss A の「Bad Girl Good Girl」で、パワフルなガールクラッシュの雰囲気だった。コーチ陣の評価の中には辛口なものもあり、歌手のイ・ヒョンは「もっと歌をうまく歌わなければならない。1位、2位、4位にしては少し物足りない。ジミンさんは声の出し方を少し学んだほうがいい。発声をもう少し練習すべきだった」とコメントした。

チーム内順位は、HIGH LEVELが ユナ、MIDDLE LEVELがミンジュ、LOW LEVEL がジミンだった。

・YouTubeのHYBE LABELS+チャンネルに2023年7月7日に公開されたユナ×ミンジュ×ジミン「Bad Girl Good Girl」(3分3秒)

第2ラウンド『FEARLESS』対決―へウォンが最高点、ミンジュが審査員に褒められる

第2ラウンドのLE SSERAFIM「FEARLESS」対決

・MIDDLE LEVEL-A― ミンジュ(MID LEVEL1位)、ハスル、へウォン、ウォンヒ
・LOW LEVEL-B― モア(LOW LEVE2位)、フウナ、イェウォン

・YouTubeのHYBE LABELS+チャンネルに2023年7月7日に公開されたMID-A & LOW-B「FEARLESS」(4分11秒)

キリングパートは、全22練習生の投票で8票を獲得したへウォンが担当することになった。

1つの曲を2つのユニットが完全に別々にパフォーマンスするのではなく、2つのユニットによる合同パフォーマンスの部分が最初と最後にあり、間に1ユニットのみが登場してそれぞれ1番と2番の歌の部分のパフォーマンスを披露する、というやり方だった。このため、練習も、各ユニットで別々に行う部分と、2ユニット合同で行う部分があった。

練習では、白地に各自の名前がプリントしてある練習着を着ていた。ミンジュはやりたいパートを他の練習生に譲ってしまった。ウォンヒが不安視されていた。

コーチ陣による中間評価では、モアが褒められた反面、ミンジュと音を外したウォンヒには「落ちたかと思った」など、厳しい言葉が向けられた。

本番ステージでは、MIDDLE LEVEL: Aの 4人は白い衣装、LOW LEVEL:Bの3人ははカーキ色や黒のダーク系の色の衣装を着ていた。

最初の床に寝っ転がって足を上げ下げする部分は2ユニット合同で、7人全員でのパフォーマンスだった。それから、1番verseでMIDDLE LEVEL: Aの 4人のみのパフォーマンスとなり、2番verseはLOW LEVEL:Bのみのパフォーマンス、曲の後半のブリッジ部分で再び合同7人でのパフォーマンスになり、そのまま7人でパフォーマンスを終えた。

筆者は、改めてこの曲の(歌とダンスの)難しさを認識した。仕方ないが、LE SSERAFIMとの差は歴然で、LE SSERAFIMって凄いグループだとよく分かった。

コーチ陣の練習生の個人別評価には幅があり、「残念ながら目立たない子もいて、逆にその人しか目立たないという子もいた」評された。また、個人ではMIDDLE LEVEL: Aのほうが良かったが、全体としてはLOW LEVEL:Bのほうがインパクトがあった、との声も合った。

各ユニットの最低点となったメンバーから発表された。これは脱落のリスク含みということだろう。LOW LEVEL:Bの最低点はフウナの519点で、MIDDLE LEVEL: Aの最低点はハスル の440点だった。

それから、ユニットごとの平均点が発表された。LOW LEVEL:Bのユニット点数は536点で、MIDDLE LEVEL: Aのユニット点数は550点だった。したがって、MIDDLE LEVEL: Aユニットが勝利し、ベネフィット50点を獲得した。

点数は放送されなかったが、キリングパート担当のへウォンが圧倒的な差で最高点を獲得したとのことだった。また、ミンジュのステージ上のオーラを感じた、と褒めた審査員がいた。



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