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・日本市場的にはいいタイミングだが、LAPONE運営的には手が回るのか不安
・『PRODUCE』シリーズ(“プデュ”)のブランド力で番組は成功見込みだが、問題はデビュー後
サバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN」のシーズン3(日プ3)が、2023年4月20日になって、ようやく情報解禁された。今度は女性版だ。「PRODUCE 101 JAPAN」公式サイトがピンクになって、日プ3のムービーの最後に、応募期間が4月24日~5月24日と示された。
しかし、何の驚きもない。
4月18日に韓国のニュースサイトで、JO1やINIの所属事務所・LAPONEエンタテインメント(日韓合同)の韓国側の親会社であるCJ ENMについての証券会社のアナリストレポートが掲載され、その中で2023年後半に日プ3でガールズグループが誕生と述べられていた(2023年4月19日付「 JO1が韓国釜山『2023 DREAM CONCERT』出演決定/ 日プ3(女子)今年後半開催見込み(韓国報道)」を参照)。
このため、既にJAM(JO1ファン)やMINI(INIファン)やその他のサバ番オタクの間で「日プ女子」が話題になっていた。
日本市場的にはいいタイミングだが、LAPONE運営的には手が回るのか不安
サバ番オタクは大歓迎だが、一部のJAMやMINIは、推しの身近でガールズグループが誕生することに、拒否反応を示している。
もっとも、日プの新番組発表は常に、反対論が付き物だった。日プ1の発表の際には、日本だとレベルが・・・などの反対論があり、日プ2発表の際にはまだJO1が世界に行けてないのに・・・などの反対論があった。このため、日プ3・日プ女子の発表に際しても、反対論が出るのは、LAPONEとしても織り込み済みだろう。
だが、日プ3から誕生するガールズグループのファンは、JO1やINIのファンではなく、ガールズグループ・オタクだから、LAPONEにとってはファンのすそ野拡大となる。また、日本では今人気急上昇中の有力ガールズグループ(もしくは女性アイドルグループ)は見当たらないから、業界事情的にはいいタイミングだ。
ただし、LAPONEエンタテインメント的には、態勢が整っていないのに見切り発進と言われても、仕方ない面はある。JO1はまだ海外進出に成功(ツアーやチャートで実績を残すこと)していないし、INIもデビュー・バブルが剥落して真価が問われる時期だし、DXTEENはまだ5月10日のデビューの前だ。LAPONE運営は4グループ目にまで手が回るのか?
JAMやMINIで、日プ女子で誕生するガールズグループが推しの身近にできることに拒否反応をしている人こそ、しっかり日プ3のオーディション番組を観て、「この子は隠れJAM」「この子は隠れMINI」という練習生がいないかチェックして、問題なさそうで実力のある子に投票すべきだ。
『PRODUCE』シリーズ(“プデュ”)のブランド力で番組は成功見込みだが、問題はデビュー後
日プ3のオーディション番組自体は、「PRODUCE」シリーズ(“プデュ”)という強力で面白いコンテンツのブランド力が圧倒的に高いため、盛り上がって成功すると思う。
ただし、日プ3で誕生するガールズグループが成功できる可能性は、オーディション番組の成功の可能性よりも低いと思う。
これは、同じCJ ENMが制作・放送したサバイバル・オーディション「GIRLS PLANET」で誕生したガールズグループ・Kep1erが、彼女たちは魅力的で頑張っているのに、デビュー2作目以降の楽曲に恵まれず(つまりプロデューサーのセンスに問題があって)、韓国で人気が頭打ちになりつつあることを見れば分かる。
デビュー後の事務所の運営能力やプロデュース力が、重要になってくるのだ。特に「PRODUCE」ブランドによるデビュー・バブルが剥落した後が、正念場となる。LAPONE、大丈夫だろうか。やると決めたからには、ちゃんとやってもらうしかない。
目標は、NiziU並みに実力と魅力があって売れるグループを作ること。ここは譲れない。
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