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・2020年アルバム総売上断トツ1位はBTS、2位はSEVENTEEN、3位はNCT
・ CDアルバムの最大の輸出先は日本、米国が中国を抜き2位に浮上
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韓国GAONチャートの2020年のアーティスト別アルバム総売上ランキングが、2020年12月21日付「Gaon Chart アルバム販売量レビュー」で発表された。K-POPのシングルはほとんどがデジタル・シングルで、CDはほとんどがアルバムだ(日本でEPと分類されるミニアルバムも含む)。なお、売上には海外売上(輸出分)も含まれている。
2020年アルバム総売上断トツ1位はBTS、2位はSEVENTEEN、3位はNCT
断トツの1位だったのはBTS(防弾少年団)で、2020年のアルバム総売上は916万7,879枚だった。2位はSEVENTEENの271万2,620枚、3位はNCTの218万6,710枚、4位はガールズグループ・BLACKの170万6,814枚、5位はNCT 127の155万9,227枚だった。
図表1 GAONチャート2020年アルバム総売上ランキング
1位 BTS(防弾少年団) 916万7,879枚
2位 SEVENTEEN 271万2,620枚
3位 NCT 218万6,710枚
4位 BLACKPINK 170万6,814枚
5位 NCT 127 155万9,227枚
6位 IZ*ONE 148万6,603枚
7位 TWICE 129万2,720枚
8位 ベクヒョン 104万3,099枚
9位 Stray Kids 96万7,670枚
10位 TOMORROW X TOGETHER 93万658枚
11位 GOT7 81万4,484枚
12位 TREASURE 71万3,461枚
13位 ATEEZ 69万6,005枚
出所: 2020年12月21日付「Gaon Chart アルバム販売量レビュー」
なお、男性アーティストがアルバム総売上の約8割を占めていて、男性アーティスト(TOP400 基準)のうち約28%をBTSが占めている。
CDアルバムの最大の輸出先は日本、米国が中国を抜き2位に浮上
一方、2020年12月17日に韓国関税庁が発表した2020年1~11月のフィジカル(CD)アルバムの輸出データによると、日本への輸出額は前年同期比で93.4%の大幅増となった。その結果、輸出全体(対世界)に占める日本の割合は約49%となり、2019年の43%から上昇した。もちろん、日本は最大の輸出相手国の地位を維持しており、K-POPアーティストが日本でのプロモーションを重視するのももっともだ。
第2位の輸出先は2019年までは中国だったが、2020年1~11月には米国が中国を抜いた。米国への輸出は前年同期比117.2%の大幅増となり、米国が輸出全体(対世界)の約14%を占め、第2位の輸出相手国となった。これは、K-POPがアジアのみならず、欧米を含む全世界に波及したことを裏付けている。