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・JO1鶴房汐恩がオンラインカジノ利用で略式起訴→高い確率で罰金の略式命令(=前科が付く)の可能性
・これまで国内大手事務所の歴史を見ると、アイドルは起訴されれば解雇が標準だった
・個人的見解―罰金(=前科)なら鶴房はJO1を脱退しソロアーティストになるべき、トップアイドル・グループにふさわしくない
LAPONEエンタテインメントは2025年8月7日、公式サイトでJO1の活動休止中のメンバー・鶴房汐恩について「鶴房汐恩が賭博罪にて略式起訴されました」と報告したが、解雇やJO1からの脱退の発表はなく、「引き続き活動を控えながら(中略)信頼回復に努めていく所存です」とだけ述べた。
略式起訴の場合、これまでの例を見ると、高い確率で罰金の略式命令となることが予想される。「略式」であっても無罪ではなく、有罪であり、罰金を支払った段階で前科が付く。
国内大手男性アイドル事務所の代表格である旧ジャニーズ事務所(現STARTO)では、過去に逮捕者が数名いたが、いずれも不起訴ならアイドル活動に復帰しており、起訴された場合は、起訴前に犯罪事実を認めた時点で、解約解除されていた。
今後鶴房が罰金の略式命令で有罪・前科が確定した場合、LAPONEが鶴房をJO1に復帰させるなら、国内大手事務所の歴史を基準とすれば、前代未聞となる。JO1のファンの賛否は分かれるだろう。
JO1鶴房汐恩がオンラインカジノ利用で略式起訴→高い確率で罰金の略式命令(=前科が付く)の可能性
LAPONEエンタテインメントは2025年8月7日に公式サイトのNEWSに「【お知らせ】鶴房汐恩に関するご報告」と題する発表文を公開した。主な内容は以下の通りだ。
本日、東京区検察庁により弊社所属アーティスト・鶴房汐恩が賭博罪にて略式起訴されましたことをご報告させていただきます。
今回の判断を受け、弊社として厳粛に受け止め、改めて深く反省をするとともに、本人のみならず他のアーティスト、社員に対してコンプライアンス順守と再発防止策を徹底する所存です。本人も今回の件を受け、引き続き活動を控えながら一層の自覚と責任を持ち、信頼回復に努めていく所存です。
(引用元: LAPONEエンタテインメント「【お知らせ】鶴房汐恩に関するご報告」)
JO1のファンの多くは、鶴房汐恩の書類送検時の直接の賭博罪対象となったで儲け金額がさほど多くなかったこともあり、不起訴を期待していた。
不起訴と起訴・略式起訴とでは、大違いだった。
略式起訴では、正式な裁判が開かれず、最終処分は略式命令で示されるが、これまでオンインカジノで略式起訴された芸能人や有名人の例を見ると、高い確率で罰金の略式命令が出ることが予想される。
「略式」が付いていても、無罪になるわけではなく、軽微な交通違反の反則金では前科は付かないが、罰金は刑事罰なので有罪であり、前科となる。
これまで国内大手事務所の歴史を見ると、アイドルは起訴されれば解雇が標準だった
日本国内では、長らく旧ジャニーズ事務所が男性アイドル市場を独占的に支配してきたが、旧ジャニーズ事務所では、何人か警察に逮捕されたり書類送検されるような事件を起こしたアイドルもいたが、復帰と解雇の境目は大体、起訴されるかどうかだった。
元SMAPの稲垣吾郎の公務執行妨害、元SMAPの草彅剛の公然わいせつでの逮捕は、結局不起訴となり、2人とも謹慎期間を経て、グループ活動に復帰していた。
ソロアーティストの山下智久は、(口論の相手の携帯電話の)器物損壊の疑いで書類送検されたが、不起訴となり、ソロアーティスト活動に復帰していた。
一方、元光GENJIの赤坂晃は、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕され、後に有罪判決を受けたが、事務所は逮捕の翌日に早々と赤坂を懲戒解雇した。
旧ジャニーズ事務所・現STARTO ENTERTAINMETNのアイドルグループに、前科が付いたがグループを続けたメンバーはいない。
テレビ番組などの主要メディアに出られない中小事務所の地下アイドルならともかく、業界の最前線を走る人気アイドルグループとなると、世間に与える影響力は甚大だ。
主要マスコミが極端なジャニーズ忖度をして、ジャニーズ・タレントの不祥事をテレビ番組では取り上げないことが常態化していたが、警察沙汰となるとさすがに報道はされていて、旧ジャニーズ事務所も違法行為には厳しい処分を課し、起訴されれば解雇が標準だった。
まだ鶴房の罰金の略式命令は確定していないが、もし罰金の略式命令が出て有罪・前科が確定した場合、それでもLAPONEは鶴房をJO1に復帰させるつもりだろうか。
グループに復帰させるなら、国内大手事務所のこれまで標準で考えると、前代未聞だ。
個人的見解―罰金(=前科)なら鶴房はJO1を脱退しソロアーティストになるべき、トップアイドル・グループにふさわしくない
当サイトは個人ブログなので、以下、個人的意見をはっきりと述べさせて頂く。厳しい意見に賛同できない人は、以下は読まないで、ここまでで読むのをやめて頂くといい。
鶴房に罰金の略式命令が出て、有罪・前科が確定するなら、筆者個人的には、JO1に鶴房を復帰させるべきではないと思う。JO1のブランドに大きな傷がつき、他の10人にダメージを与えてしまうからだ。
鶴房も事務所も、オンラインカジノが違法とは知らなかった、と述べているが、それで許されると思うのは間違いだ。筆者はこれまで一度も、オンラインカジノが合法だと思ったことはない。
犯罪においては、行為を行った場所(国)の法律が適用されるから、オンラインだろうがオフラインだろうが、賭博という刑法上の犯罪行為を日本国内で行ったら犯罪だ。筆者としては、オンラインだから合法だろう、と勝手に判断する人が信じがたい。
犯罪で有罪となった人にも更生の機会を与えるべきではあるが、世間の多くの人は、その更生の場となる職業が、最先端のトップアイドルグループでいい、とは思っていない。
人気アイドルは世間、特に若者に与える影響が甚大だから、他の職業の人よりも、クリーンであるべきなのだ。
何人もの野球選手や吉本芸人は、略式起訴されて、罰金刑の略式命令となった後に、職場復帰しているではないか、という人もいる。
だが、そういう人たちは、大人気アイドルのような、世間、特に若者への大きな影響力を持っているわけではない。また、「NHK紅白歌合戦」に出たいわけでもないし、国際的有名企業のCMに起用されてもいなかった。
LAPONEのチェ社長が温情で鶴房を復帰させるつもりなら、事実上、JO1の残りの10人に茨の道を歩かせ、見捨てていることになる、と筆者は感じている。
しかも、業界関係者が、LAPONEは違法行為に甘い、コンプライアンス意識の低い事務所と思えば、JO1以外のグループにもマイナスの影響を及ぼしかねない。
鶴房が自分以外のJO1の10人が今後トップを極めることを望んでいるなら、その足を引っ張りかねないから、自ら身を引いて脱退し、ソロアーティストになる、という選択肢を検討すべきだ。
鶴房のオンラインカジノでの賭博罪は、被害者がいないと言う人がいるが、かつて旧ジャニーズの内博貴は被害者のいない、自身の未成年飲酒の罪で、NEWSを脱退させられ、その後はソロアーティストとして舞台中心に活躍し、何年も経ってからようやく、事務所の年越ライブに出演を許された。
ファンの考え方はそれぞれだから、鶴房や鶴房のいるJO1を応援したい人はすればいい。
筆者個人的には、鶴房不在の10人のJO1なら、課金ファンとして応援を続けるが、鶴房が復帰したJO1には、お金を落とすつもりはない。
鶴房がJO1に復帰したら、次回のJO1ファンクラブ会員の更新をせず、CDや公演のチケットを買うこともやめる。
ただし、筆者は音楽業界やアイドル業界の栄枯盛衰に関心があるので、客観的に、JO1の楽曲、MV、注目番組出演、チャート成績のチェックは続け、記録に残したいと思えば、この個人ブログでも取り上げる。表現の自由があるので、法令順守しながら、自分の書きたいことを書いていく。
韓国では、2024年8月に起こした飲酒運転で略式起訴されて罰金刑を受けたBTSのシュガ(SUGA、ユンギ)は、BTSを脱退していない。BTSのグループとしてのカムバックは2026年春に予定されていて、おそらくシュガも含む7人での新譜リリースとなるだろう。
筆者はBTSとJO1で扱いを異にするつもりはない。筆者は既に、BTSのファンクラブの更新もやめて、約6年ぶりに非会員になった。BTSの推しメンバーのソロ作品にはお金をつかうかもしれないが、シュガのいるBTSの音盤・音源・チケットなどを買うつもりはない。
日本にも世界にも、魅力的なグループは沢山ある。人それぞれの考え方でいい。応援したい人はすればいいし、もちろんやめる自由もあるし、法令順守の範囲内(誹謗中傷にならない範囲内)で批判する権利もある。
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