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・レベルが非常に高い、TREINEE(トレーニー)が有利に思える
・come again (m-flo)チーム―KEITO、HAL、RUI、RYOTOが合格
・Fantasista (Dragon Ash)チーム―ADAM、RAIKI、GOICHIが合格
・Superstar (Ayumu Imazu) チーム―KANON、KAIRI、YUが合格
・音色(KREVA)チーム―AOI、TAICHI、RENが合格
・Just Like Dat (PSYCHIC FEVER) チーム―COTA、KEI、SHO、ISANAが合格
・Move On (BE:FIRST) チーム―YUTA、KANTA、TAIKIが合格
SKY-HIが率いるBMSGの3つ目のボーイズグループを発掘する10代限定のオーディション番組「THE LAST PIECE」(ラスピ)のEp.04が、2025年7月18日(金)に公開され、合宿の3次審査参加の30名から20名が通過(合格)して4次審査進出が決まり、10名が脱落した。
BMSGの過去の2つのオーディション番組「THE FIRST」「MISSION×2」の終盤まで残ったTAIKI、RUI、KANONらをはじめ、レベルが高い。
レベルが非常に高い、TREINEE(トレーニー)が有利に思える
筆者は一応、「THE LAST PIECE」のEp.01、Ep.02、Ep.03はすべて、YouTubeの本編の動画でさらっと見てきていて、個人レベルの2次審査の時から、過去のオーディションの出ていた少年の成長ぶりや、どの少年がスキル的に凄くてスターオーラを発しているかに、関心を寄せていた。
ただ、結局選ぶのはSKY-HIなので、今回5日間の合宿3次審査に参加した30名から選んだ20名の通過者への、SKY-HIの主なコメントに絞ってまとめておきたい。
簡単に感想を言うと、BMSGの過去の2つのオーディション番組「THE FIRST」「MISSION×2」の終盤まで残ったTAIKI、RUI、KANONらを筆頭に、レベルが非常に高い。
同時に、SKY-HIの方針に沿ってBMSGで鍛えられたTRAINEEが有利で、一般参加者にはハードルが高そう、とも思った。
・YouTubeのBMSGチャンネルに2025年7月18日に公開された【THE LAST PIECE 本編】Ep.04 / Still Dreaming (1時間38分54秒)
SKY-HIは3次審査前は30人を半分に減らすつもりだったが、結局絞り切れず、20人を通過させることにした。もちろん、落選者には温かい言葉を送った。不合格理由の説明として多かったのは、今年のデビューに間に合わない、という説明だった。
今回SKY-HIは、3次審査のチームごとに、順不同にメンバーの合否を伝えた。以下は、合宿3次審査に参加した30名から選んだ20名の通過者への、SKY-HIの主なコメントだ。どこが良かったかだけでなく、問題点の指摘も、4次審査以降で改善しなければ脱落させる、という示唆なので、留意したい。
3次審査合格者:
KEITO、HAL、RUI、RYOTO、ADAM、RAIKI、GOICHI、KANON、KAIRI、YU、AOI、TAICHI、REN、COTA、KEI、SHO、ISANA、YUTA、KANTA、TAIKI
脱落者:
REO、TAISEI、RYOMA、TOMOSHI、RAITO、KENSHIN、KAN、A.J. 、EITA、SOLA
come again (m-flo)チーム―KEITO、HAL、RUI、RYOTOが合格
合格:
KEITO:
パフォーマンス素晴らしかったですね。元々高いポテンシャル持っていると思うんですけど、それこそ声変わりとかを経て今できるベストを見せてくれたと思うし、歌からダンスからパフォーマンスする心構えから、ここが弱点というところがないです。気になっているのは、KEITOってこういうアーティストだよなっていうのを裏切るっていうシーンがもうちょっと欲しいかな。
HAL:
ラップが爆発してたね。爆発力みたいなのが、ある時点では素晴らしいんだけど、爆発しているなっていう瞬間が少し少なかったのも、ちょっと気になってます。ダンスもさ、歌も、とてもポテンシャルが高いんで、いつ見てもカッコいいんですけど、カッコいいところに落ち着いちゃうと、ちょっともったいない。HALにしか目が行かないなっていう瞬間をもうちょっと作ってくれると嬉しいし、そのためのもう地肩はあると思うんですね、スキルとして。もうちょっと見せてほしいなっていうのが本音です。もう1爆発してほしいな。
RUI:
素晴らしかったです。やっぱりあなたは歌声で人の感情に直接触れる人だなっていうのをすごく思う。中学1年生からよくここまでその感性を殺さずに、スキルと人間性を成長させて、ここまで来てくれたなと誇りに思います。でっかい花って、でっかい木にしか咲かない。
1つリクエストがあって、RUIはパフォーマンスしている時に感情を入れるとかさ、感情を見せるのがすごい得意だから、燃え盛る火のようにとか、流れる水のようなとか、そういうのはすごく沢山見せてもらうことがあるんだけど、動かない大木のような、ドシッとステージの中央に構えるようなっていうのが出ると、カリスマが増す。それができるようになってほしいな。というか、そこまで上り詰めてくれないと困るなと思っています。フィジカル面でも、メンタル面でも、地に足ガシッて付けて、地面をしっかり踏まないと高い所まで飛べない。
RYOTO:
正直まだちょっと早いのかなと思っている。逆に、喉ができてきているのにびっくり。天使の歌声とか、そう呼びたくなるくらい特殊な声、ポテンシャルが高い。本番であそこまでやられると、2日前じゃないですか。昨日も観てるんで、昨日からの今日で何でこうなったんでっていうのが、全く意味が分からない。あと1カ月あったら、次の合宿までに何者になっているんだろうっていう興味を捨てられず、次もお願いしたいと思っているんです。頭の中で二十歳のRYOTOを具体的に想像してみてくれるかな。あなたは今、大人ぶって次の成長のドアを開けるタイミング。次のPIECEを探してほしいなと思っています。
脱落:
REO
Fantasista (Dragon Ash)チーム―ADAM、RAIKI、GOICHIが合格
合格:
ADAM:
参加者みんな歌やダンスのスキルがとても高いので、現段階のクオリティっていう意味では、まだ少し物足りないところがあるのが、正直なところなんですね。なんだけど、結構課題が具体的だったじゃないですか(パッションを出すこと)。それに対して愚直に実直に素直に取り組んでくれて、合宿のラストに完全に自分のものにしてたように見えたんですよ。
心と顔が繋がって見えた。心と顔が繋がると、心と顔と声も繋がってきて、心と顔と声と体が全部繋がるお思うんですよね。その状態が見てみたいなというふうに思って。次の姿を見せてほしい。
RAIKI:
明確な課題に取り組んで頂いたかなと思うんだけど(パッションでパフォーマンスする)、不安要素がある時になってしょうがないというところがあると思うんですね。悩むのはいい。不安をずっと抱えちゃうと、グループだと、みんなでずっと不安を過去にとらわれたままになってしまう。グループが前に進む時に足かせになってしまうことがある。
今できるベストはここだって決めたら、そこに全速力で走り切る力もちゃんと付けてほしい。周りを見てほしい。仲間に頼ってもいいし、甘えてもいいし、引っ張ってもらってもいいし。走りぬく強さが今本当にほしい。メンタル面の振り切れが増えれば増えるほど、歌手としてもどんどん成長する。
GOICHI:
似合いやすい曲のほうが人が想像できるから、その想像を超えるの大変だと思うんだよね。それをよくやってくれた。武器をこれでもかと見せてくれた。違うドアいっぱい開けて行きたい。今回は見せてない顔を見せに来てください。
脱落:
TAISEI、RYOMA
Superstar (Ayumu Imazu) チーム―KANON、KAIRI、YUが合格
合格:
KANON:
ここまでさまざまな経験をしてきている分、厳しい目できちんと見させてもらっているんだけれども、1verse目の頭の歌入る前の目線の時点で、もうちょっと勝っているなっていうのを感じさせられました。グルーヴもある、スキルもある、アティテュードもある。KANONといえばこういうアーティストとっていうアーティスト性が分かりやすくある。文句ないです。
どう感じてもらいたいかまで想像を膨らませてほしいかな。映像を観た人がどう思うか。このパフォーナンスをしたらこの人はどう思うかなっていうのをしっかりと想像して。想像力を見に付けたパフォーマンスを期待しています。
KAIRI:
今変声期で、高い声出にくいなっていうのは、パフォーマンスする上ではディスアドバンテージ、不利な部分のはずなんだけど、歌い出しの瞬間で、よくローキーであそこまで見せられるようになったね。本当に見習いたいぐらい、そういうところのセンスが良くて。パフォーマンスや歌い方においてそれが天才的だなと思います。
オクターブ下にするって相当な大工事じゃん。そこであそこまで見せられる。この人がやると正解になってしまうみたいな、そういう力を持っている。元々持っている個性に努力という水をやったことで、才能というものがしっかり咲いてきているのを感じました。裏声通すとか、鼻に通すとか、やっていきたいかな。具体的に使える声のバリエーションを増やしたいです。意識的に無意識になる瞬間は、もうちょっと見てみたいかな。
YU:
パフォーマンス今日してる時、正しい振りよりちょっと個性を入れてくるみたいなのがあった。素晴らしいです。正直なところ、ここの合宿に連れてくるか、結構最後まで悩んで、現段階のクオリティだと追いつくかなって感じだったんだけど、ものの見事にあそこまでパフォーマンスされると、スポンジみたいな感じで、どんどん吸収できる時だと思う。
脱落:
TOMOSHI、RAITO
音色(KREVA)チーム―AOI、TAICHI、RENが合格
合格:
AOI:
「音色」みたいな曲でAOIがパフォーマンスする姿っていうのは、2次審査の段階で割と浮かびやすかった。得意そうなものを与えられると、その想像を超えないと期待外れになりやすいものでもあるから。本番でしっかり想像を超えてくるあたりが、本当にすごいなとびっくりしました。顔とか思いきし動かしたりとか、声に思いきしアクセントを入れてくるあたりとか、くどくならないセンスの良さを持ってて、すごいなと。臆面もなく刺しに来るよね。
TAICHI(TRAINEE←虹プロ2東京合宿参加の髙橋泰智):
すごく良かったです。よく考えてパフォーマンスしてくれるじゃない。なんだけど、考えてないところで出てる感じがする天然の部分も、ものすごく魅力的で、天然と計算の部分のバランスがものすごいなと思って。天然の部分って人間性が出るから。パフォーマンスしてる時から伝わってくる人間性が、非常に興味をそそられる、想像を掻き立てられる、そういう力があると思っていて。すごく素敵なパフォーマンスだったことに間違いないと思っています。自分の長所ってどういうところだと思いますか?
(TAICHI「自分的には男すぎないというか、どんなにガツガツしても少し中性的なパフォーマンスが自分の中でできているのかなと思ってます」)間違いないと思う。あなたの場合は、今言ったような長所がもっともっと具体的になればなるほど、良いと思う。
(TAICHI「自分と言えば何かみたいなものは、本当にずっと自分の中で悩んでいたことで、自信を持って答えられない自分がいるので、もっと頑張りたいと思います」)100回はみ出てもらえると嬉しいかな。やりすぎたなの部分をいっぱい見つければ見つけるほど、自分の形がくっきりしてくる気がするんだよな。やったことないことをいっぱいやればやるほど、自分のこういう部分、この声だな、このパートだなって見つかってくる。才能は磨いた先に結果として言われるものだと思っているから。自分を掘ることを楽しむことを忘れないでください。
REN:
パフォーマンスの正解とか、アーティストとしての正解、ひょっとしたら俺の中に探してしまっているのかもしれない。俺がどんなRENを求めているのかを、RENが探しちゃっているのかもしれない。俺の正解を探す作業は、してはいけない。あなたの中の正解をあなたが探す作業をしなくてはならない。どんな夢を見たいかを見つけるのは、あなたにしかできない。
自分の思う最高の自分みたいなものを、自分で見つける作業をしなきゃいけない時が来たのかなというふうにも思っている。こんな発声使わへんやろっていう練習とかやっていたものが、いつの間にか自分の武器になったりすることもある。そういうこともやってほしいんだけど、すべては自分のスタイルのためだと思ってほしい。ただ、自分のスタイルを提示するのって、よっぽどのスキルに支えられてないと説得力にならないから、そこを大事に。次の審査で見せてもらいたい。
脱落:
KENSHIN、KAN
Just Like Dat (PSYCHIC FEVER) チーム―COTA、KEI、SHO、ISANAが合格
合格:
COTA:
本番でやっと、爆発しているのが見れたかな。顔つきが昨日と今日でだいぶ変わった。(COTA「できることは全部やるって意識した」)結果としてあのパフォーマンスにつながっているので、良かった。今のCOTAに必要なのは、ステージ上でバカになれる力。元々持ってると思っているので、それが垣間見れたのがすごくよかった。考えすぎるなよ。次はバイブスではちきれるところを見せてほしいです。
KEI:
ダンスめっちゃハマったって時期あったりするのかな。(KEI「今がいちばん」)なるほどね。素晴らしいと思う。ノリが出てたのにびっくりした。振りの練習だと生まれないから。まだまだ具体的に教えられそうなものもいっぱいある気がする。
SHO:
曲の中だとさ、おいしいパートだから目立ってくるだろうと思ったけど、想像以上のフィットだったね。まずはそこに驚いたな。ことごとく学ぼうとする好奇心を感じたし、あなたのパフォーマンスから一番感じたのは、これ音楽好きだわこの人っていうこと。これは、可能性を感じてしまう。アーティストより音楽が偉いから。あなたのパフォーマンスから音楽が見えた。
ISANA:
この曲自分に合ってるのかなみたいな不安があるように見受けてるんだけど、やってみてどうでしたか。(ISANA「この曲は合ってない気もしていた。どういう自分を表現したいかを今日発揮できたと思っています」)それは間違いないと思う。とても素晴らしかった。
積み重ねを感じた。パフォーマンス・アーティストになるんだっていう強い意志を感じる。努力の積み重ねでこのスタイルを掴んできたんだなとも思ったし、だからこそ新しい挑戦ができたんだなと思う。まだ開けきれてないドアもある。声一本で黙らせてほしいとも思う。声自体は持っているので。
脱落:
A.J.
Move On (BE:FIRST) チーム―YUTA、KANTA、TAIKIが合格
合格:
YUTA:
磨き続けてきたスキルがある分、敢えて厳しく言わなくてはいけないと思うんだけと、スキルを見せに行く瞬間っていうのが目についてしまう時があるんだよね。高いスキルというのは、音楽を見せるために使えど、自分を見せるために使うともったいない。なので、今回声でやれたことを、表情やダンスでもやってみてほしいな。
無意識的に自分でやる色付けの方法に、まだいろんな方法があると思うんだよね。5歳児の感覚、それを持っている人が一番強いと思ってて。好きな映像を見たら、ぴょんぴょん踊るみたいな、あの感覚を持っている人が一番強い、それを取り戻してほしい。見せるためにスキルを使うんじゃなくて、音楽のために生きるYUTAを見つけてほしい。
KANTA:
パフォーマンスに音楽性が見えたのが、特に面白かったと思いました。音楽って目に見えなかったりするから。誰かが体とか顔とか声だけで表現しているだけだけど、それが全部やれてる感じがした。音楽に動かされている感じがした。こういうパフォーマンスをしなきゃって昨日まで考えていたと思うんけど、今日は全然そういう感じがしなかった(KANTA「今日の朝から全部白紙にして、自分が見る立場になったらどういうふうにと考えた」)
曲がちょっと悪いノリ。曲に勝手に悪いKANTAが引き出されているのがめっちゃカッコよくて。自分が思っているKANTAのアーティスト像もちょっと見えてる。この自分を見せたい、のをやってほしいな。これは俺っていうのを。
TAIKI:
これまで一緒にやってきた過去があるので、情とか色眼鏡をかけないように、何なら少しイジワルめな目でみようかなと思って来たんだけど、文句のつけようがないパフォーマンスだったのは間違いないです、プロフェッショニズムを感じた。伊達じゃない経験を積んできたというのも感じた。めちゃくちゃ嬉しかったし、誇らしかったです。
ただ、この環境に慣れないでほしいなとも思っている。これがひょっとしたら最後のステージになるかもしれないっていう、命かけたステージみたいな、あなたの命が燃えてるステージを観たいという気持ちにもなっている。たとえばデビューしたりすると同じ内容のライブを10公演、20公演やったりするじゃない。こっちは18回目。でも、お客さんには初めて見るTAIKIで最後に見るTAIKIかもしれない。
敢えてリクエストするならば、この世代とかこの時代を丸ごとしょうつもりで、世界で一番ヤバイのは日本の10代だって、あなたが言わせてください。
脱落:
EITA、SOLA
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