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・LAPONE SYMPOSIUM(ラポネ・シンポジウム)とは―チェ社長がファンからの質問に回答
・LAPONEアーティストの生活・仕事の環境
・JO1、INIの活動について(INIはなぜ紅白に出られない、など)
・ファンから要望のある、グループ・事務所の垣根を超えたイベントについて
・各グループの一部ファン同士の対立について
・LAPONEの体制や運営上の問題など
「LAPOSTA 2025」の一環として、2025年2月1日(土)に東京ドームシティホールで、ファンを集めて開催されたLAPONE SYMPOSIUM(ラポネ・シンポジウム)で、LAPONEエンタテインメントの崔信化(チェ・シンファ)社長が、2時間余りにわたって、ファンから事前に募った質問およびその場での質問に答えた。
筆者は行けていないが、参加者のSNSレポによると、チェ社長は、LAPONE所属の5グループを自分の5人の子と述べて愛情を示し、ファンに対しても誠意をもって質問に答え、至らないところを認め、努力する姿勢を示したという。
チェ社長の誠意は十分伝わり、会場では涙ぐんでいたファンも多かったという。
LAPONE SYMPOSIUM(ラポネ・シンポジウム)とは―チェ社長がファンからの質問に回答
LAPONE SYMPOSIUM(ラポネ・シンポジウム)の主役の崔信化(チェ・シンファ)社長は、ボーイズグループのJO1、INIおよびDEXTEENの所属するLAPONEエンタテインメントの代表取締役社長で、子会社でガールズグループのME:IおよびIS:SUEの所属するLAPONE GIRLSの代表取締役社長でもある・
このシンポジウムは、2025年2月1日(土)12:30より東京ドームシティホールで、約2時間あまりにわたって開催された。チェ社長が登壇し、JO1のデビュー当時から見守ってくれている、はんにゃの金田哲が進行役を務めた。
筆者は行っていないが、SNSに溢れていた参加者レポがとても興味深かったので、主な内容をここにまとめておきたい。ただし、直接参加していないので、完全に正確であると保証できない点に、留意されたい。
このシンポジウムのチケット代は無料(ドリンク代は別)で、申込者は、LAPONEの5グループのいずれかのファンクラブ会員ことが条件で、LAPONEに愛がある人もない人も申込可能(無関心な人は除く)とのことだった。同行者はファンクラブ会員以外もOKだった。
参加者のSNS情報によると、参加者特典として、チェ社長に似た動物キャラクターのちょっとした記念グッズ(JOCHUMの大家さんステッカー?)が配布されていた。
以下は、参加者のSNSレポに基づく、チェ社長の主なコメントだ。
LAPONEアーティストの生活・仕事の環境
JO1とINIの各メンバーは、それぞれ同じ建物(マンション)の中の1人ずつの部屋に住んでいる。
DXTEEN、ME:I、IS:SUEはグループごとに同じ家で共同生活だが、個人別の部屋を用意している。個室にしているのは、他人を気にせずゆっくり休んでほしいから。チェ社長自身が直接全部の部屋を内見して決めた。
LAPONE所属アーティストの給与体系については、1~2年間は固定給で、それ以降はグッズ売上などを対象にインセンティブ(上乗せ分)を支払っている。それとは別に、年末に会社の業績連動型の賞与も支給しているという。
個人活動に関しては、1~2年間はグループ活動を優先し、3年目からグループを優先しつつ、個人活動も意識。各メンバーと話し合って、本人が何をやりたいかを聞き、会社側からこうしたほうがいいと提案するような話し合いを、常に行っている。
LAPONEとしては、5年後、10年後も芸能界で生きていくことができるアーティストに育てていく方針。
チェ社長(およびLAPONE)は、各グループ、各メンバーを差別していない。
JO1、INIの活動について(INIはなぜ紅白に出られない、など)
INIが「NHK紅白歌合戦」や「日本レコード大賞」に出演できていない理由については、テレビ局が決めているとのこと。テレビ局との話し合いは、ずっと行っている。
INIはメンバーとも話し合って、まずは国内に重点を置いて活動したいという方向になった。INIはメンバー同士でよく話し合いをしている。
ライブのスケジュールは1年~1年半前から決めている。ステージの運営スタッフが足りていない。大きな会場を押さえていたのに、スタッフ不足でそこで開催できなかった例がある。
INIにも、JO1のJOCHUMやME:Iのミャイのようなキャラクターがほしいとの要望に関しては、準備中だという。
2月にJO1とINIに嬉しいお知らせがあるという
JO1はワールドツアー以外にも、何か発表があるという。
ファンから要望のある、グループ・事務所の垣根を超えたイベントについて
LAPONE大運動会は、前々からやりたかった。
日プ同窓会を開催してほしいという要望に対し、チェ社長はやりたいと考えている。日プに出演して、今LAPONEに所属していない人であっても、応援している。
いずれは、日プフェスをやりたい。
各グループの一部ファン同士の対立について
「僕らの責任かなと思います。
自分の推しグループ以外も推してくださいというつもりは、会社として全くありません。
ただ、他のグループのメンバーやファンを叩いたり、対立することは、できるだけ控えてほしい。なぜかと言うと、それを見たメンバーが傷つくし、楽しくできる場がなくなるから」
実は、今回のシンポジウムの開催も、メンバーからやめたほうがいいと言われていたが、チェ社長としては、ファンのみなさんにお詫びをしたかったので、反対を押し切って開催したとのこと。
なお、LAPOSTA開催には、一部ファンから反対もあったが、チケットの最速先行受付では25万もの応募があったという。
LAPONEの体制や運営上の問題など
経営的には、いずれグループを増やさなければならないと思っている。
運営がちゃんとできていることが大事だとも思っている。現状至らない点があることを陳謝。スタッフの基本的なミスの投稿が多いことに関しては、SNSマーケティングなどの子会社にお願いしてSNS投稿などをしてもらっている。校閲会社を入れるなどの対策もしている。
人員は去年の倍にはなったが、人手不足はある。
内部情報リークについては、漏洩させた個人は特定済みで、法的措置も含め対応中。
SNSでの誹謗中傷対策については、これまで吉本興業のチームと対策をしてきた。2023年からは法律事務所と連携している。LAPONE内でも、2025年3月から法務チームを作って対応する。
メンバーのメンタルケアのため、病院とも連携している。