(目次)・TOP
・制作会社が激怒して3億円損害賠償訴訟にも無断イベント開催の件を反映させる意向
2023年のオーディション番組「少年ファンタジー」で視聴者投票1位でFANTASY BOYSとしてデビューを確定したが離脱してしまったユ・ジュンウォン(Yu Junwon)が、2024年7月5日に横浜・7日に大阪で計4公演開催予定だった日本ファンミーティング「YU JUNWON Fan Meeting in Japan」が中止となったことが、6月7日に発表された。
同イベントの公式サイトの発表文では、「予期せぬ事情により、止むを得ず公演を中止とさせていただきます」「公演を楽しみにしていただいていた皆様には、多大なるご迷惑をおかけしますことを重ねて深くお詫び申し上げます。ご理解の程よろしくお願い申し上げます」との謝罪とともに、チケット払い戻しが行われることが明記された。
筆者個人的には、やっぱり無理だったか、と暗くなった。
制作会社が激怒して3億円損害賠償訴訟にも無断イベント開催の件を反映させる意向
通常、「予期せぬ事情により」公演が中止となるのは、チケットの売れ行きが不振で、採算ラインを大きく下回りそうな見込みである場合が多い。
ただし、ジュンウォンの場合は、ジュンウォンのインスタグラムの5月29日の投稿で日本でファンミーティング開催が告知されてから、ジュンウォンとの専属契約がまだ有効との立場である「少年ファンタジー」の番組制作会社のPHUNKY STUDIO(ファンキー・スタジオ)が無断でのイベント開催に激怒して、報復措置を予告していた(これまでの経緯については2024年6月7日付「FANTASY BOYS離脱ジュンウォンが7月に日本ファンミ開催、3億円損害賠償訴訟弁論は6月27日」を参照)。
たとえば、制作会社PHUNKY STUDIOは、ジュンウォンの日本ファンミの契約書を入手していて、6月27日に第一回弁論が開かれる、ジュンウォンへの損害賠償訴訟にも、無断でのイベント開催を反映させる方針であることを、明らかにしている(Kstyleの2024年6月7日配信の記事を参照)。
一方で、ジュンウォン側は、MBCのオーディション番組「少年ファンタジー」への出演契約はしたものの、デビュー決定後に制作会社からマネジメントを依頼されたPOCKETDOL STUDIOとの専属契約を締結していない、との立場だ。
ジュンウォン側は6月7日に、2023年11月24日に棄却された専属契約効力停止仮処分申請について、「ユ・ジュンウォンが申請した内容は『POCKETDOL STUDIOとPHUNKY STUDIOに、自身の芸能活動を妨害しないでほしい』というものだったが、裁判所はこの2社とユ・ジュンウォンが専属契約を締結していないため、2社が彼の芸能活動を妨害する根拠や危険性がないと判断し、申請を棄却した」と説明した(Kstyleの2024年6月7日配信の記事を参照)。
ここまでこじれた以上、ジュンウォンがFANTASY BOYSに戻ることは不可能であり、金銭による解決しかないと思われる。
現状ではジュンウォンを今後受け入れてくれる韓国の芸能事務所があるとも思えず、ジュンウォンが韓国の芸能界で活動していくことは非常に困難で、「&AUDITION」以来のファンがいる日本に活路を求めることになるだろう。
いずれにしても、PHUNKY STURIO側との泥沼状態を法廷で、あるいは弁護士を通じた和解交渉で決着させないと、ジュンウォンが何らかの活動を始めようにも、PHUNKY STURIO側に阻止されることの繰り返しだろう。
[PR]