BOYNEXTDOORが1stシングル・アルバム『WHO!』でデビュー、ハント初日売上3万3,930枚

2023年5月31日

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・BOYNEXTDOOR『WHO!』初日売上3万3,930枚、HYBEの’22年デビューのルセラやNewJeansよりかなり少ない
・HYBEボーイズグループでは、2019年のTXTのデビュー作並みの初日売上
・当面のライバルはxikers、その後はJYPのLOUD組やSMの知名度抜群新人グループが脅威に
・イベント情報　・番組情報　・商品情報

2020年にK-POPのHYBE傘下入りしたKOZエンターテインメント（代表は元Block Bリーダーでラッパー/ 音楽プロデューサーのZICO）の新人・6人組ボーイズグループ・BOYNEXTDOORが、2023年5月30日（火）18時に韓国で1stシングル・アルバム「WHO!」（3曲収録）をリリースし、デビューを果たした。

同時にトリプルタイトル曲の3つ目「Serenade」のミュージックビデオ（MV）を、YouTubeのHYBE LABELS チャンネルに公開した。1つ目の「But I Like You」と同じ制作陣で、共同プロデューサーは、(G)I-DLEの「TOMBOY」で有名なPop TimeとKakoで、楽曲制作には、メンバーのジェヒョン、テサン、ウンハクが参加している。筆者個人的には2曲目のZICOが書いた「One and Only」のほうが好きだけど･･･。

・YouTubeのHYBE LABELSチャンネルに2023年5月30日に公開されたBOYNEXTDOOR 'Serenade' Official MV（3分33秒）

Amazon: WHO! [デジタルアルバム] (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30
Apple Music/ iTunes: WHO! - Single (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30
レコチョク: WHO! (BOYNEXTDOOR) 2023/5/30

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BOYNEXTDOOR『WHO!』初日売上3万3,930枚、HYBEの’22年デビューのルセラやNewJeansよりかなり少ない

BOYNEXT DOORのデビュー作の1stシングル・アルバム「WHO!」の韓国ハント（HANEO）チャート加盟店（日本の一部ストアも含まれる）の発売日・5月30日の売上は、3万3,930枚だった。これは、HYBEファミリーから近年韓国でデビューしたグループの初日売上に比べて、かなり少ない。KOZ初のボーイズグループで、メンバーは全員無名だったため、甘くなかったと解すべきか。

たとえば、HYBEのSOURCE MUSICから2022年5月2日にデビューしたガールズグループ・LE SSERAFIM（ルセラフィム）のデビューミニアルバム「FEARLESS」の初日売上は17万6,861枚だった。また、HYBEのADORから2022年8月8日にデビューしたガールズグループ・NewJeansのデビューEP（ミニアルバム）「New Jeans」の初日売上は26万2,815枚だった。

LE SSEARFIMのメンバーには既にIZ*ONEとして世界で人気を集めていたキム・チェウォンとサクラがいたので、無名メンバーから成るBOYNEXTDOORと比較するのは適切でないだろう。NewJeansの場合は無名メンバーで結成されたが、SMから移籍してきたプロデューサーのミン・ヒジン女史の剛腕とK-POPの新局面を切り拓（ひら）いたと言われる音楽性が、新人としては異例の爆売れにつながった。

HYBEボーイズグループでは、2019年のTXTのデビュー作並みの初日売上

HYBEファミリーの韓国でのボーイズグループのデビューは、BELIFT LAB所属のENHYPENの2020年11月30日のデビュー以来だ。ENHYPENのデビューミニアルバム「BORDER: DAY ONE」の初日売上は22万9,991枚だった。ただ、ENHYPENはオーディション番組「I-LAND」の段階から世界中にファンがいたので、BOYNEXTDOORの比較対象としてはふさわしくない。

HYBEファミリーのその前のボーイズグループのデビューとなると、BIGHIT MUSIC所属のTOMORROW X TOGETHER（TXT）の2019年3月4日のデビューまでさかのぼる。TXTはBOYNEXTDOOR同様、オーディション番組を経ずに結成された。TXTのデビュー・ミニアルバム「The Dream Chapter: STAR」の初日売上は3万0,690枚だった（1週間初動売上は7万7,996枚）。

しかし、TXTは最新作「The Name Chapter: TEMPTATION」のハント1週間初動売上がダブルミリオンを達成という、大スターとなっている。だから、BOYNEXTDOORも、デビュー作の初日売上がTXTのデビュー作を僅かに上回る3万3,930枚だったからといって、先行きを悲観する必要はない。なにせHYBEファミリーなのだから、何とかなるだろう。

当面のライバルはxikers、その後はJYPのLOUD組やSMの知名度抜群新人グループが脅威に

HYBEファミリー内で見ると、日本拠点の＆TEAMが2022年12月7日に1st EP「First Howling: ME」でデビューしているが、日本のチャートは輸出分を含まないなど、単純比較できない。ただ、HYBEファミリー内では、ほぼ同期なのである程度は気になる存在となるだろう（どちらが先に世界進出で成功するかとか）。

より現実的なライバルとして、2023年に入って韓国でデビューしたボーイズグループとの比較でみると、KQエンターテインメントのATEEZの弟分・xikersのデビュー作の2023年3月30日発売の1stミニアルバム「HOUSE OF TRICKY: Doorbell Ringing」のハント初日売上は2万2,085枚で、1週間初動売上は10万3,318枚だった。

BOYNEXTDOORは初日売上の段階でxikersのデビュー作を上回っているので、1週間初動売上でももちろん上回ると期待される。

ただ、xikersを上回ったから安心というわけにはいかない。他の大手事務所から今年デビューが見込まれる新人ボーイズグループが脅威となるからだ。

JYPエンターテインメントからは、2021年のSBSオーディション番組「LOUD」出身のボーイズグループがデビュー予定で、メンバーには楽曲制作ができる者や2人の日本人がいる。

また、SMエンターテインメントからデビューする新人ボーイズグループは、既に世界的に知名度のある元NCTのショウタロウとソンチャン、それにハイレベルの公開済み練習生だったSMROOKIESの2人もいる。

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