OCTPATHに日プ2出身・西島蓮汰が加入！/ シングル『OCTAVE/ Daydream』2024年2月21日発売決定

2023年11月18日

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・ OCTPATHは日プ派生グループで最もCD売上が多いが、冬馬の脱退で勢いを失っていた
・西島蓮汰は韓国グループ・TO1にメンバー入れ替えテコ入れ策として加入したが、グループ活動が停滞
・韓国で再デビューを目指すよりも、日本の吉本興業所属・OCTPATHを選んだ/ どう差別化するかがカギ
・商品情報（PR）

2021年のサバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の元練習生で結成した吉本興業所属の派生ボーイズグループ・OCTPATH（オクトパス）が、2023年11月18日に、新メンバー・西島蓮汰の加入を発表した。12月18日（月）に東京・立川ステージガーデンで開催の「OCTPATH LIVE 2023 -THE OCTPATH-」からの活動開始となる。

電撃発表となるはずだったが、2日前に「重大発表」の予告が出た際に、ネットメディアのENCOUNTが新メンバー加入見通しのフライング記事を出し、直ぐに削除されたものの、SNSでは新メンバーは元日プ2ファイナリストの西島蓮汰に違いない、という予想がいっきに強まっていた。西島蓮汰は韓国のボーイズ・グループ・TO1を9月に突然脱退し、その際に、また表舞台に出て来る意思を示唆していたからだ。

なお、OCTPATHが4thシングル「OCTAVE/ Daydream」を2024年2月21日（水）に発売することが決定した。両A面タイトル曲のうちM-1収録の「OCTAVE」は、高みを目指し続けることを歌詞のメッセージに込め、新メンバーの西島蓮汰をメインにした力強いRAP曲だ。CDシングルはDVD付き初回盤、CDのみの通常盤、Blu-rayとフォトブック付きのファンクラブ限定盤の3形態で販売される（詳細は下記商品情報（PR）を参照）。

OCTPATHは日プ派生グループで最もCD売上が多いが、冬馬の脱退で勢いを失っていた

2022年2月にデビューした８人組OCTPATHは、日プ1・日プ2を通じて、最もCD売上の多い派生グループだ。しかし、デビュー後僅か2カ月あまりの同年4月に、メインボーカルの1人だった冬馬（仲村冬馬）が適応障害の療養のため活動休止となり、最終的に2023年8月に脱退してしまった。

インドネシア出身で英語も堪能な冬馬は、その歌唱力や楽器演奏・楽曲制作などの才能で多くのファンがいたため、冬馬の活動休止と脱退は、OCTPATHにとって大打撃だった。さらにメンバーの高橋わたるが2023年1月末に発覚した不祥事で半年あまりの活動自粛となり、OCTPATHには逆風続きだった。

OCTPATHのシングルのビルボ―ド・ジャパンでの初週売上のピークは2022年11月16日発売の3rdシングル「Like」の11万4,751枚（週間2位）で、2023年7月5日発売の4thシングル「Sweet」は8万6,971枚（2位）に減少した。

それでも、日プ1・2を通じて派生グループでは最大の売上だ。日プ2出身メンバーが4人いるLAPONEエンタテインメント所属のDXTEENの2023年9月6日発売の2ndシングル「First Flight」の4万4,322枚（週間4位）の約2倍ある。

OCTPATHは日本を代表する芸能事務所の1つである吉本興業の所属という強みがあり、日プ派生グループでは異例の、地上波テレビ番組のレギュラーの仕事にも恵まれている。メンバーの実力も高いが、グループとしての勢いをどう取り戻すかが課題だった。今回の決断は、メンバーが話し合って、国際的な活動も視野に、西島蓮汰を新メンバーとして迎え入れることになったという。

西島蓮汰は韓国グループ・TO1にメンバー入れ替えテコ入れ策として加入したが、グループ活動が停滞

一方、日プ2のファイナルでデビューを逃したのが衝撃すぎた西島蓮汰は2022年6月に、PRODUCEシリーズのオーディションを企画・制作してきた韓国CJ ENMの傘下のWAKEONE所属のボーイズグループ・TO1に、元日プ2ファイナリストだった小林大悟とともに加入した。

オーディション番組で誕生して2020年4月に韓国でデビューしたTO1は、なかなか人気が盛り上がらず、事務所・WAKEONEはテコ入れ策として、9人のメンバーのうち、3人を脱退させて、代わりに西島蓮汰、小林大悟と韓国人1人を加入させた。この荒治療は一部既存ファンの動揺や怒りを招き、メンバー入れ替わり後にミニアルバムの売上は緩やかに増加したものの、競争の激しいK-POP界で苦戦が続いた。

脱退させられたメンバーのうちチャ・ウンギとオ・ソンミン（ジェロム）は2023年のMnetのサバイバル・オーディション番組「BOYS PLANET」に出演し、そこそこの人気を誇ったものの、デビューできず、結局事務所・WAKEONEを去ることになった。

「BOYS PLANET」で誕生したWAKEONE所属の9人組ボーイズグループ・ZEROBASEONEは驚くほどの大人気グループとなり、これまでの2作のミニアルバムの初動売上はいずれもミリオン超えで、新人賞を受賞し、ますます多忙を極めるようになった。

これが、所属事務所・WAKEONEのスタッフの過重労働、大量退職、人手不足の問題につながり、人気が低調なTO1がますます放置されて、開店休業状態となった。音盤リリースも2022年11月発売の4thミニアルバム「UP2U」を最後に止まったままだ。

TO1の音沙汰がほとんど聞かれなくなっていた2023年9月22日に、西島蓮汰が突然、自身のインスタグラムでTO1脱退を発表した。「必ずまたもっと今よりもかっこいい姿で戻ってこれるように努力します」と書いていたので、次にデビューするグループへの加入が決まったのか、新たな大型オーディション番組への出演が決まったのだろう、と推察された（2023年9月23日「　INI池崎・田島・西がアルマーニのショーに招待/ 日プ2出身西島蓮汰がTO1脱退/ アントニー27日デビュー」を参照）。

TO1にはまだ小林大悟が残っているから心配だが、ドル箱・ZEROBASEONEを擁するWAKEONEが、TO1を再び本気で売る気があるかどうかは疑問だ。WAKEONEはMnetのオーディション番組で誕生したグループの受け皿的事務所なので、残っているTO1メンバーが今後、Mnetの新たなオーディション番組への出演を命じられる可能性もある。

韓国で再デビューを目指すよりも、日本の吉本興業所属・OCTPATHを選んだ/ どう差別化するかがカギ

西島蓮汰は韓国で練習生経験もあり、韓国および世界での成功を望んでいたはずだったから、日本の吉本興業所属のOCTPATHから声がかかって、いろいろ悩んだだろう。韓国の事務所事情に詳しいだけに、韓国の不安定な中小事務所からデビューすると、労働条件が過酷な一方で、ヒットに巡まれるかどうかは賭けみたいなものだと、よく分かっていたはずだ。

一方で、日本の大手事務所の吉本興業所属のOCTPATHであれば、日本での仕事・活躍の場には恵まれそうで、日プ2当時から気心が知れた仲間と一緒に活動できる。気がかりな点は、韓国事務所に比べて、海外進出が難しい、もしくは遠回りになってしまうことだ。それでも、今回西島蓮汰を迎え入れたOCTPATHのメンバーたちは、はっきりと、海外にも進出したいという意思表示をしており、目指す方向性は西島蓮汰と同じだ。

西島蓮汰はTO1に加入した際も、日本のファンを中心に、グループにとって新規ファン獲得が期待できるメンバーだった。今回は、OCTPATHを再活性化させて人気を再浮上させることが期待されるから、またもや新規ファン獲得のプレッシャーが、西島蓮汰の肩にのしかかる。

ただ、OCTPATHも吉本興業も、国際派メンバーだった冬馬の代わりに韓国経験が豊富なラップとダンスの実力者・西島蓮汰を加入させるだけで、人気が上昇すると楽観すべきではない。日プ2は既に2年以上前の過去の番組であり、既にその賞味期限は切れていると考えるべきだ。

旧ジャニーズが弱体化して、国内ボーイズグループには機会到来となっているが、既に熾烈な戦いとなっている。K-POP勢もどんどん進出してきていて、単に歌とダンスが上手なだけでは、差別化できない。

西島蓮汰という才能あるメンバーが加わることが、OCTPATHのプロデュース・活動にどう活かせて、どれだけ新規ファン獲得につなげられるか、グループも事務所も手腕が問われる。頑張れ、OCTPATH！

商品情報

*OCTPATHの2024年2月21日（水）発売の4thシングル「OCTAVE/ Daydream」の両A面タイトル曲のうちM-1収録の「OCTAVE」は、高みを目指し続けることを歌詞のメッセージに込め、新メンバーの西島蓮汰をメインにした力強いRAP曲で、メンバーの太田駿静出演の読売・日本テレビ系木曜ドラマ「めぐる未来」の主題歌。もう1つのタイトル曲であるM-2収録の「Daydream」は、暗い明日を明るく生きる、未来を感じさせる前向きな楽曲で、FODドラマ「パーフェクトプロポーズ」主題歌。M-3には「Hello Tomorrow」を収録。M-4には「OCTAVE」の英語バージョン、M-5～M-７は3曲のインストバージョンを収録。

CDシングルはDVD付き初回盤、CDのみの通常盤、Blu-rayとフォトブック付きのファンクラブ限定盤の3形態で販売。初回盤DVDには「OCTAVE」MVおよびメイキング映像を収録。ファンクラブ限定盤のBlu-rayには、「OCTAVE」MVおよびメイキング映像、2023年12月18日の立川ステージガーデンでの「OCTPATH LIVE 2023 -THE OCTPATH-」のライブ映像とビジュアルコメンタリーを収録。通常盤初回プレス分にはトレーディングカードを封入（全27種からランダム1種）。

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