(目次)・TOP
・ LA合宿(続)―Kendall、Mischa、Melissa、KG、Cristinaのダンス審査の明暗
JYPの米国拠点のガールズグループ発掘のためのオーディション番組「A2K」の第5話(ep.5)「Dance Evaluation Continues」が、2023年7月28日に、YouTubeのJYP Entertainmentチャンネルに公開された。
今回は、前回・第4話(ep.4)からの続きで、参加者11人を集めた米国ロサンジェルス合宿での、個人別のダンス審査が行われた。
・YouTubeのJYP Entertainmentチャンネルに2023年7月28日に公開されたA2K ep.5 "Dance Evaluation Continues"(29分26秒)
第4話(ep.4)ではプロデューサーのJ.Y.Park(パク・ジニョン)は、サバンナ(Savanna)、カミラ(Camila)、レクサス(Lexus)の3人とも、努力と改善を認めてキューブを授与した。披露した3人がいずれも高評価で和やかなムードだった半面、他の参加者の評価も同じような和やかなムードだったら、きっと退屈に感じるだろうな、という気もしていた。
しかし、今回の第5話(ep.5)は、ダンスを披露した参加者の状況に差があって、J.Y.Parkの評価が分かれたという点で、緊張感があった。
次回の韓国合宿に進出できるメンバー選定において、今回の厳しい評価が伏線になっているかもしれない。
なお、余談だが、デビューするガールズグループがアメリカを拠点に活動するという前提に立てば、人種面も含め、多様性のあるグループが望ましいだろう。
それにしても、素朴な疑問として、こういう歌って踊る若い女の子のグループが、アメリカで大人気を得ることができるだろうか? 正直分からないが、アメリカでもK-POPファンが増加しつつあるので、少なくともK-POPファンの多くが支持してくれれば、そこそこ話題になって人気も得られるのではないだろうか。
LA合宿(続)―Kendall、Mischa、Melissa、KG、Cristinaのダンス審査の明暗
以下、第5話(ep.5)で個人別にダンスを披露したKendall(ケンドル)、Mischa(ミーシャ)、Melissa(メリサ)、KG、Cristina(クリスティーナ)のダンス審査の模様をまとめてみた。ネタバレに留意されたい。
Kendall(ケンドル): 〇
目が大きくキュートで長い黒髪の、いかにもK-POPアイドル的な容貌の持ち主。地区予選では「messy(混乱した、いい加減な)」と言われて一念発起し、猛練習してきた。
TWICEのナヨン(Nayeon)のソロ曲「POP!」のダンスを披露。J.Y.Parkは良い意味で「君が信じられない!(You are unbelievable)こんなに短期間でどうやってそんなに改善できたんだ。もうトップレベルのダンサーになった」と感嘆し、キューブを授与した。
Mischa(ミーシャ):×
長い黒髪で細身の女の子。ITZY「ICY」のダンスを披露。J.Y.Parkは「努力、どれだけ練習したかは伝わった。でも、ダンスが全体的に(J.Y.Parkの後ろの)あの辺を見ていた。ダンスが抑制されていた。もっとリラックスして楽しむべきだ。もっと自信を持ってリラックスできれば、ファイナル・ステージでダンス・キューブがもらえる」と評し、キューブなしだった。
Melissa(メリサ):×
長いウェイビーな黒髪、浅黒い肌。Wonder Girls「Like This」のダンスを披露。J.Y.Parkは「君のエネルギーと雰囲気は本当に気に入った」「でも、K-POPのダンスはシンクロが必要なのだが、君のダンスには正確さが見られない」と、厳しい評価で、キューブなしだった。
KG: 〇
歌はものすごく上手で楽曲が作れてギターも弾けるが、地区予選時にダンスは「参加者中最低レベル」と酷評されていた。このため、猛練習してきた。J.Y.Parkはダンス披露前に「自分の練習を信じなさい」とアドバイスした。
J.Y.Parkの「FEVER」のダンスを披露。J.Y.Parkは「全参加者中最悪だった。でも、最も印象的だった。地区予選の時からものすごく改善していて、相当努力したことが分かる」と評価。「正確さがない。今日のダンスだけだったらキューブはあげられないが、前回との比較でキューブをあげられる」ということで、キューブを授与。
Cristina(クリスティーナ): 〇
黒髪、浅黒い肌、ボーイッシュな感じもある。ど緊張だったが、ITZY「SNEAKERS」のダンスを伸びやかに披露。J.Y.Parkは「君を選んだ自分を誇りに思う。地区予選の時から改善している。より柔軟になっている」と褒め、キューブを授与した。