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・K-POP関連アーティストの出場は前年から半減して3組のみ、初出場は&TEAMとaespa
・HYBEからの出場は昨年の3組から今年は2組に1枠減、JYPとLAPONEは今年ゼロ
2025年大晦日の「第76回 NHK紅白歌合戦」の出場者発表記者会見が、2025年11月14日の12時半過ぎから生配信され、K-POP関連の出場アーティストは、前年の6組(日韓合弁のLAPONE勢含む)から、今年は3組に半減した。
今回は、HYBE JAPANのYX LABELS所属のボーイズグループ・&TEAM(エンティーム)と、SMエンターテインメントのガールズグループ・aesapa(エスパ)の初出場が決まった。
また、HYBEのBELIFT LAB所属のガールズグループ・ILLIT(アイリット)の2年連続出場も決定した。
一方、昨年まで3年連続で出場したHYBEのSOURCE MUSIC所属のガールズグループ・LE SSERAFIM(ル セラフィム)と、昨年まで計5回出場したJYPのガールズグループ・TWICEは、今年は出場しない。また、日韓合弁のLAPONEのJO1とME:Iも、今年は出ない。
K-POP関連アーティストの出場は前年から半減して3組のみ、初出場は&TEAMとaespa
2025年大晦日の「第76回 NHK紅白歌合戦」の出場者発表記者会見が、2025年11月14日の12時半過ぎから、YouTubeのNHK MUSICチャンネルで生配信され、K-POP関連アーティストの出場は、日韓合弁のLAPONE勢(今年はゼロ)も含めると、昨年の6組から今年は3組に半減となった。
おそらく、なぜ日本のアーティストでなく韓国のアイドルを沢山出すのか、という批判がNHK視聴者から続いていることが、K-POP関連アーティスト枠の削減につながったのだろう。
そんな中で初出場が決定したのが、HYBE JAPANのYX LABELS所属の日台韓9人組ボーイズグループ・&TEAM(エンティーム)と、韓国のSMエンターテインメント所属の4人組日中韓ガールズグループ・aesapa(エスパ)だ。両グループとも今年は活躍が目覚ましく、紅白内定報道も出ていたので、違和感はない。
&TEAMは日本拠点のグループで、J-POPの楽曲をリリースしているが、所属レーベルの親会社のHYBE JAPANは韓国HYBEの子会社なので、NHK的にも、多くの視聴者からも、「K-POP枠」とみなされている。&TEAMはこの1年で知名度とチャート実績を大幅に上げた。
aesapa(エスパ)はNHKで特番が放送されていて、NHKからの高評価がうかがえており、メンバーには日本出身で日本語が流暢な日韓ハーフのジゼルもいる。
HYBEからの出場は昨年の3組から今年は2組に1枠減、JYPとLAPONEは今年ゼロ
昨年・2024年の「第75回 NHK紅白歌合戦」には、K-POP関連では計6組が出場しており、そのうちHYBEからは今回も出場するILLITのほか、HYBEのSOURCE MUSIC所属の多国籍ガールズグループ・LE SSERAFIMと、HYBEのBIGHIT MUSIC所属のTOMORROW X TOGETHERの、計3組が出演していた。
したがって、今年・2025年の「第76回 NHK紅白歌合戦」では、HYBEからはILLITとHYBE JAPANの&TEAMを含む2組の出場となり、1枠減少した。
今もグローバルおよび日本でENHYPENなど、HYBEアーティストが大人気であることを考えると、HYBE忖度との批判をかわすためだけでなく、HYBEの創業者で筆頭株主で最高権力者のパン・シヒョク議長の不正取引疑惑の影響が、若干はあったのかもしれない。
LE SSERAFIMは昨年まで3年連続出場していて、今年は韓国でのチャート成績は下がっていたが、日本での売上には勢いがあり、しかもメンバーのSAKURAは元HKT48で日本活動で秋元康のサポートがあるため、今回落選したのは、若干意外だった。
もしかしたら、過去に&TEAMのKとLE SSERAFIMのKAZUHA(カズハ)の深夜デートが文春砲で報じられたため(事務所は2人の交際を否定)、HYBE JAPANの意向で、両グループは日本の人気番組では共演NGなのかもしれない。
一方、昨年はHYBE以外の韓国グループでは、JYPの多国籍ガールズグループ・TWICEが通算5度目の出場を果たしたが、今年はJYPからは1組も出演しない。代わりに、SMエンターテインメントの日韓4人組ガールズグループ・aespa(エスパ)が初出場する。
日本拠点の日韓合弁LAPONEからは、昨年はボーイズグループ・JO1が3年連続で出場し、ガールズグループ・ME:Iが初出場したが、今年はゼロになった(詳細は2025年11月14日付「2025年末『第76回 NHK紅白歌合戦』①-ラポネはゼロ、RYOKI脱退のBE:FIRST出場、HANA初出場」を参照)。
