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・クリエイティブ審査の14人の合格者のうち7人まで発表/ ハイレベル、特にTAIKIが凄いし人柄も良い
・TAIKI―BMSGが理想とするアーティスト
・KEI―想像しているアーティスト像を一歩ずつくらい上回ってくる
・GOICHI―表現者としてものすごく高いレベル、いい方向に成長できている
・TAICHI―人柄が声に乗っている、いい意味でポテンシャルを発揮しきれていない
・KANON―文句のつけどころがない、即戦力。ただもう1個上のKANONを見たい
・YUTA―代替不可能な沢山の個性を持ったアーティストになっている
・ADAM―歌唱が武器、ものすごく明確な課題がある、道のりは簡単ではないがトライしてほしい
SKY-HIが率いるBMSGの3つ目のボーイズグループのオーディション番組「THE LAST PIECE」のEp.06が、2025年8月1日(金)にYouTubeのBMSGチャンネルに公開され、4次審査であるクリエイティブ審査に進んだ20人のうち、合格者14人の発表が始まり、7人まで判明したところまでが描かれた。
クリエイティブ審査の14人の合格者のうち7人まで発表/ ハイレベル、特にTAIKIが凄いし人柄も良い
筆者のEp.06の感想としては、合格者14人全員の発表を1回分の動画に収めずに、2回に分けてじらされている感があるが、前半の7人の合格者いずれもハイレベルで、特に最初に呼ばれた断トツの才能と人柄のTAIKIについては、確かに凄いと思う。
BMSGのクリエイティブ審査は、既にBE:FIRSTやMAZZELやHANAを輩出したオーディション番組でお馴染みだが、ミュージシャンから提供された、基本リズムを打ち込んだトラックに、自分たちでメロディーと歌詞を付けて、歌やラップのレコーディングをして、ダンスの振付も考えて、練習してステージを披露する、というレベルの高い審査だ。
特に、今回は参加者が10代限定のオーディション番組であることを考えると、若いのに既に楽曲制作の才能を発揮している参加者が多いことに驚いた。また、兄グループの作品と違って、10代の今しか書けない歌詞も、良かったと思った。
Ep.06では、全てのチームが制作した楽曲のステージ審査が終わり、終盤に14人の合格者中、7人までの発表があった。
今回合格が判明した前半の7人は、TAIKI、KEI、GOICHI、TAICHI、KANON、YUTA、ADAMだった。このうち、TAIKIだけは突出した素晴らしさが明言されたが、他の合格者の発表順はランダムとされた。
TAIKIはBE:FIRSTが誕生した2021年のオーディション番組「THE FIRST」にも出演していた。当時筆者個人的には、正直なところ、才能のある少年だが、等身大の自然な少年らしさに乏しいように感じていた。
だが、今回TAIKIが、若くて才能があるのに、人格者のナイスなハイティーンに成長していたことに、ものすごく驚いた。既にソロで活動できる一人前のアーティストなのに、ごく自然に、同年代の子たちに気配りができる、素晴らしい人格者だった。こんなリーダーがデビューグループを支えてくれれば、非常に心強いと思った。ビジュアルもあか抜けた。
KANONは、見た感じが濃い俳優顔で、同世代や後輩からは気位が高くてとっつきにくいんじゃないかと思えたが、意外とも気さくにチームメイトと話していたのでほっとした。
今回合格が判明したあとの5人のうち、筆者が以前より知っていたのは、「Nizi Project Season2」(虹プロ2)の東京合宿までで脱落した、TAICHIだった。
正直「虹プロ2」では、TAICHIは映る尺(分量)がほとんどなく、顔はしっかり覚えていたが、どんなパフォーマンスをしたかは、全く記憶に残っていなかった。今回SKY-HIの言葉によって、TAICHIが優しい人柄であることを、初めて知ったくらいだ。
以下、今後の審査でSKY-HIが重視するポイントにもつながるので、合格発表時のSKY-HIの主なコメントをまとめておく。
TAIKI―BMSGが理想とするアーティスト
「呼ぶ順番は基本的にはランダムで。なんだけども、1人目という形では、言ったらMVPという形なのかもしれないけど、1番に名前を呼ばせてもらいたい候補者がいます。TAIKI。素晴らしかったです。クリエイティブに優劣はないので、順位をつけるつもりは本当になかったんですけど、でもあれを見ると、さすがに言わせてもらいたいです。あなたがナンバーワンでした。
命を懸けるみたいなことになった時に、普通はやっぱり、どうやったって、鬼気迫るものとか、持ってるスキルを全部ぶつけて、みたいな方向に思考が生きそうなものなのに、それを、明日死ぬならみんなが楽しく笑顔になれる曲を作ってから死にたいみたいな、そういう発想になってそういう言葉が出てくる、アーティストとしての人間力にもう脱帽、感服、心から尊敬しています。
クリエイティブの舵を取っていっている。あなたのチームのみんな、心の鍵が開いたままで、どんどんと成長していった、という事実があります。これはリーダーシップをとったあなたの力、アーティストとして人間として、どこを切っても、BMSGが理想とするアーティストの形を見せて頂いたと思ってます」
KEI―想像しているアーティスト像を一歩ずつくらい上回ってくる
「審査する度に、自分が想像しているKEIのアーティスト像を、本当にちょうどキレイに一歩ずつくらい上回ってくる。それは、その発想力であったり、パフォーマンスそのものであったり、その都度都度のいろんな形で一歩ずつ前を行ってくれる。
こういうのって、純粋なスキル以外に、あなたが人間として磨いてきたり、今培っているものの積み重ねが、本当に尊いものがあるんだろうなとか、それを選ぶセンスの良さ、そこらへんにすごくアーティストとしての可能性を強く感じているところがあります。
ここからまた進んで行くと、たまに間違えたりすることとか、はみ出したりすることとかあると思うんだけど、あってほしい、むしろ。これちょっとやりすぎたな、これちょっと足りなかったな、それを自分で感じ取る力とか、考える思考力とか、改善させようっていう行動力は、あなたは十分持っているので、不安はありません。これからもどんどん成長して行ってください」
GOICHI―表現者としてものすごく高いレベル、いい方向に成長できている
「最初バースで始まって『すれ違って』の時の目線の動き1つで、これはいったなっていうのを、こっちに感じさせてくれるくらい。GOICHIの目線1つで、シーンを説明するようなパフォーマンスの説得力。スキルだけじゃなくて、表現者としてものすごく高いレベルのものを見せてもらったし。目線1つで、今何を表現したいのかっていうことを、お客さんに伝えられるような説得力がある。
こここういうふうにしてほしいみたいなのが、具体的にあるっていう状態ではなくて、今向かっている方向とか、心の在り方とか、努力の仕方とかが、本当に間違っていないと思う。いい方向に努力できて、いい方向に成長できているというふうに見えているので、そのまま思い切ってやってほしい。わき目も降らず、寄り道をする必要も特にないです。
楽曲の中で多少遊んでみるのとか、こういう発声してみようとか、ちょっとこういうムーブをしてみようとか、そういうのはあっていいと思う。そのまま進んでください」
TAICHI―人柄が声に乗っている、いい意味でポテンシャルを発揮しきれていない
「言うべきことは全部言えているかなと思うので、階段はもう目の前に見えていると思います。まだ、いい意味で、ポテンシャルを発揮しきれていると僕は思っていなかったりもするので、次でしっかりと見せてくれると信じています」「今既に持っているものを誇っていくだけでいいので、次の成長は目の前だと思っています」
既にSKY-HIはレコーディングの際に、TAICHIに以下の詳細なコメントをしていた
「うっとりする声だね。世界観に連れて行かれる声だね。TAICHIの良いところはさ、人格というか人柄が声に乗ってて、それがめちゃいいんだけど。10%20%くらい、ナルシシズムというか、自分の歌詞に酔うとか、自分の歌声に酔うとかが、入ったほうがいいね。すごい謙虚だよね。TAICHIと一番付き合いが長いのTAICHIだから、TAICHIがTAICHIの大ファンになってあげてほしいな、ここまでのスキルがあると」
KANON―文句のつけどころがない、即戦力。ただもう1個上のKANONを見たい
「トップライナーとして、メロディーメイカーとして、アーティストとしてのセンスとして、それを表現するパフォーマンス能力として、文句のつけどころがない、というのが正直なところです。
これだけ歌って踊れて、しっかりとした誠実な人格を持って、音楽をここまで愛して、グループの背骨にもなれるし。たぶん世界中のどこの事務所の人が今のKANONを見ても、即戦力でほしいですって言うレベルだと思います。偶然フックのトップライン、俺だったらこうするなって考えていたやつと、ほぼ一緒だった。もはや俺はそれが誇らしい。アーティストとして本当に尊敬しています。
ただ、もう1個上のKANONを見たいなという気持ちもしていて。KANON君ってこんな声出るの?っていうのが、ステージ上で見れたら、さらに嬉しいなと思います。もう1個新しいKANONを見せてくれることを期待します」
YUTA―代替不可能な沢山の個性を持ったアーティストになっている
「素敵なパフォーマンスでした。今本当に、どんどんとアーティストとして成長している段階なのかなと思って見ています。毎回パフォーマンス見たりとか、プリプロでブース入ってもらう時とか、ワクワクしています。ここまで3次審査で、2回連続で自分の中の癖を個性まで昇華させたので、このまま行ったらどこまで行くんだろうっていうふうにワクワクしています。
そういう代わりがきかない代替不可能な沢山の個性を持ったYUTAっていうアーティストというものにはなっているので、今の方向でこのまま努力して、貴方の力でYUTAというアーティストを育ててほしいなと思います」
ADAM―歌唱が武器、ものすごく明確な課題がある、道のりは簡単ではないがトライしてほしい
「下手したら誰よりも少年なんじゃないかなっていうくらい好奇心とか、音楽に対する純粋さとかをすごく感じているので、そこにものすごくポテンシャルを感じています。おそらく歌唱が武器のメンバーだと思うんだよね。
歌唱が武器のメンバーであるのならば、歌唱がもう一個階段を上がんないといけない。そして、グループとしてダンスをするのであれば、ダンスのレベルも基礎的なところから底上げしていかなきゃいけない。こういうふうに課題を挙げていくと、道のりが簡単じゃないっていうことは、ADAMも想像できると思うんだけど、逆に言うと、ものすごく明確な課題がある状態だと思います。
努力し甲斐があると思ってくれると嬉しいし、簡単じゃないなって言うのと同時に、不可能じゃないなって思わせてくれたのも、ADAMのクリエイティブ審査期間の頑張りとか、その結果を見せている姿とか、アーティストとしてのあなたと、人格・性格の部分で僕にそう思わせたということなので、是非誇りに思ってほしいし、成し遂げて欲しいと思います。道のりは簡単じゃないけど、トライしてもらえますか?」
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