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・5次審査Aチーム7人中日プ女子出身者が3人のナゼ
・参加者のあら捜しが目立つ編集は脱落フラグか―文句なしに推されていたのはKOKOとCHIKAのみ
SKY-HIが率いるBMSGがちゃんみなをプロデューサーに迎えて開催中のガールズグループ選出のオーディション番組「No No Girls」のEp.09が、2024年11月29日(金)20時にYouTubeのBMSGチャンネルに公開された。
今回は、5次審査「疑似プロ審査」の2チームのうち、日プ女子出身3人を含むAチームの創作・練習の模様が描かれた。あら捜しが伝わる編集が、もしや脱落フラグかと気になった。
5次審査Aチーム7人中日プ女子出身者が3人のナゼ
5次審査「疑似プロ審査」では、14人の参加者が7人ずつの2チームに分かれて、ちゃんみなが作った共通課題曲「Tiger」と、各チームが歌詞・メロディー・振り付けを自分たちで作った楽曲の2曲を披露する。
今回はAチームのみの本番前までの密着ドキュメントだったが、ダンス・トレーナーに言わせれば、Aチームは「暗い」「自分個人のことにフォーカスしている」という印象だった。
筆者から見ると、Aチームには別の特徴があった。7人中3人が、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(日プ女子)出身者なのだ。ちゃんみなは、意図的にこういうチーム分けにしていて、Aチームの回とBチームの回の再生回数を、比較したりするのだろうか。
BMSGファンの中には、このオーディション番組から誕生するガールズグループが、「日プ女子派生グループ」呼ばわりされるのを嫌がっている人もいる。もちろん、ちゃんみなもSKY-HIもそう呼ばれるのは、嫌に決まっている。
日プ女子を観ていた筆者としては、ちゃんみなプロデュースの「No No Girls」で誕生するグループについては、その趣旨・理念・カラーからして「日プ女子派生グループ」とは全く思っていない。
便宜上、日プ女子出身者がいるグループをまとめて語る際に、機械的に派生グループというくくりにして、そこで「No No Girls」のグループも一緒に語ることはあるかもしれないが、本質的に別物と思っている。
うがった見方をすれば、Aチームの日プ女子出身の3人は、日プ女子視聴者を連れてきて維持するための要員で、よほどの人材だと認められない限り、ファイナルかセミファイナルで脱落させられる可能性が、結構あるかもしれない。
日プ女子のファイナリスト(最終20位)だったMOMOKA(髙畠百加)については、4次審査結果発表の際に、ちゃんみなは、ラップスキルを絶賛していたが、ダンススキルについては不十分であることを、指摘していた。
日プ女子のセミファイナリストだったKOKONA(中野心結、最終35位)は、筆者個人的には、「No No Girls」を見て、こんなにスキルのある人だったっけ、と驚いた。
芸能活動歴のあった中野心結は、「日プ女子」の初回で、座りたい席に座ることになった際に、1位の席を選んで、負けん気の強さを示した。だが、実際の歌やダンスのパフォーマンスや華という点では、突出したものを感じさせず、視聴者投票の結果、セミファイナルで脱落した。
もしかしたら、中野心結は「No No Girls」出演に当たって、猛練習でスキルアップしたのかもしれない。
もう1人の日プ女子出身者であるSAYAKA(古橋沙也佳、最終93位)は、日プ女子では良いところを見せる機会はほぼなく、早々と脱落したので、筆者は全く記憶がない。
絶対音感の持ち主だったとは、「No No Girls」で初めて知った。一方で、ダンスが苦手、もしくはダンスの経験がほとんどなかったことが分かった。
今回のオンエアでは、楽曲作りの際に、MOMOKAとKOKONAが一緒にいて仲良さそうにしていたが、この2人とSAYAKAが会話しているシーンはほぼなかった。SAYAKAは苦手なダンスでは、気後れして上級者にもなかなか聞けず、孤軍奮闘していたようだった。
参加者のあら捜しが目立つ編集は脱落フラグか―文句なしに推されていたのはKOKOとCHIKAのみ
公開された密着ドキュメントの編集の仕方に注目すると、今回は「あら捜し」が目立ったように思う。これは、オーディション番組あるあるの、アリバイ作りだ。
具体的には、参加者個人の弱点・苦手なところをプロデューが前もって指摘しておいて、その後の合格者発表で脱落させても、視聴者が納得できる、というパターンだ。
これは、たとえばJ.Y.Parkのオーディション番組「Nizi Project Season2」で、典型的に見られた手法だった。SKY-HIの「THE FIRST」や「MISSION×2」でも、ある程度そういうやり方を採用していたような記憶がある。
上述のように、日プ女子出身のMOMOKAとSAYAKAはダンスが苦手だが、今回は彼女たちがダンスで苦戦している様子が、くどいくらい描かれていた。これは脱落フラグなのだろうか。
少なくともMOMOKAはちゃんみなにラップスキルが高く評価されているが、他にラップとダンスが上手な参加者がいれば、MOMOKAが危なくなるかもしれないな、と思わせた。
SAYAKAについても、歌が上手とはいえ、もっと圧倒的に歌が上手な参加者がいるから、ダンスで苦戦しているのは危ないな、と思わせた。
KOKONAは、日プ女子の時よりもスキルアップしているが、これと言って突出しているものはない。よくてボーダーのような気がする。
一方、日プ女子以外で、今回あら捜しされたのが、YURIだった。ダンス歴は長いが、プロ並みの振付を考案できたKOKOやCHIKAほどの、高いスキルまでとは言えない。
歌も上手に歌えるが、歌い方がワンパターンで飽きる、とりょんりょん先生に言われた。感情表現が苦手な人だ。その点は一応改善できてはいるが、審査本番ステージで上手くできるかどうかが、カギとなる。
KOHARUは4次審査次点で、裏声になりやすく、歌い方が単一、との指摘があった。歌は上手だが、CHIKAには敵わない。
ということで、今回の明らかに好印象の編集だったのは、圧倒的ダンススキルのKOKOと、圧倒的歌唱力でダンスもかなり上手なCHIKAだった。
KOKOはビジュアルも良く、歌も上手に歌えているので、5次審査の講評で何か問題点が指摘されない限り、デビューできる可能性が高いと思われる。ライバルはBチームの(4次審査で絶賛されていた)NAOKOだろう。
CHIKAの個性だと、他のオーディションだったらデビュー組に入るのは難しいと思われるが、実力は突出している。この「No No Girls」は、CHIKAのためのオーディションのようなものだから、おそらくちゃんみなは、CHIKAをデビューさせるのではないか。
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