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ILLIT/ R U Next K-POP: TXT NiziU

『紅白歌合戦』K-POP 7→6枠―HYBE 3枠維持(ILLITとTXT初出場)、JYPは3→1枠(NiziU落選)

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HYBEが最多の3枠―今年はTXT、ILLIT、LE SSERAFIM
JYPがK-POP枠全体の削減の犠牲に―昨年3枠が今年は1枠、NiziU連続出場途絶える

2024年大晦日の「第75回 NHK紅白歌合戦」(19:20~23:45)の出場歌手発表会見が2024年11月19日(火)12時過ぎから行われ、K-POP勢は韓国拠点K-POP系は韓国拠点のILLIT、LE SSERAFIM、TWICE、TOMORROW X TOGETHER(TXT)の4組と、日本現地化のLAPONEのJO1とME:Iの2組の、計6組となった。

前年は韓国拠点がLE SSERAFIM、SEVENTEEN、NewJeans、MISAMO、NiziU、Stray Kidsの6組で、日本現地化のLAPONEのJO1と併せて計7組だった。

つまり、今年は全体で1枠減で、JYPが3枠から1枠に減らされたが、LAPONEは1枠から2枠に増えた。

HYBEが最多の3枠―今年はTXT、ILLIT、LE SSERAFIM

K-POP勢で最多の3枠を確保したのはHYBEだ。HYBEからは今回、TXTとILLITが初出場し、LE SSERAFIMは3回目の出場だ。

LE SSERAFIMは、5人中2人が日本人で、秋元康系事務所が宮脇咲良の日本での個人活動をサポートしているから、常に有利だ。

また、昨年初出場したSEVENTEENとNewJeansがTXTとILLITに入れ替わった。ILLITはデビュー曲「Magnetic」が日本でも大バズリしてストリーミングでロングラン・ヒットになっているし、ファン層も若いから、NHKが出したかったのは分かる。

ILLITが初出場するとなると、HYBE的にはILLITとNewJeansを共演させたくないだろう。そもそも、NewJeansは内紛が契約解除問題に発展しているから、NHK側もオファーしづらかったかもしれない。

昨年初出場したSEVENTEENのほうが、TXTよりも日本でのファン数は多いと思われるが、SEVENTEENは一番人気のジョンハンが入隊したので、人気に若干不透明感もある。

むしろ、HYBE忖度批判もあってHYBE枠を増やせない中、残りの1枠をENHYPENとTXTのどちらかに譲ることになり、TXTが選ばれたのではないか、と思われる。

実は筆者は、ENHYPENの可能性のほうがTXTよりもやや高いのではないか、と思っていた。というのも、2年ほど前に、ENHYPENが「紅白」の初出場候補と報じられたことがあったし、ENHYPENには日本人メンバーのニキ(NI-KI)がいるからだ。

結果的には、先輩のTXTが出場することになった。メンバー全員が韓国人だから、もしかしたら嫌韓から批判されるかもしれないが、TXTは日本でドームツアーができるくらいの人気があるので、違和感はない。

JYPがK-POP枠全体の削減の犠牲に―昨年3枠が今年は1枠、NiziU連続出場途絶える

今回K-POP枠が全体として昨年の7枠から6枠に減らされたことの犠牲になったのが、JYPだった。

昨年はJYPからは、MISAMO(TWICEの日本人ユニット)、Stray Kids、NiziUの3組が出演したが、今年はTWICEのみとなった。

JYPは昨年の「紅白」で、NewJeansの特別優遇など、HYBEが優遇されていることに激怒していたとの情報を見かけたが、それが本当で、NHKとの関係が悪化した可能性はあるだろうか?

ともあれ、Stray Kidsはワールドツアーと韓国の年末スケジュールだけでも多忙なので、ギャラが安くてリハーサルなどの拘束がきつい「紅白」に出演できなくても、困らないだろう。

衝撃だったのは、2020年12月のデビューから1カ月弱の初出場から4年連続をしてきたNiziUが、出られなくなり、連続出場記録が途絶えたことだった。

確かに、今年のNiziUは大ヒット曲には恵まれなかったが、それでもTWICEよりも日本で知名度・人気があるはずなのに、と思うと悲しい。

NiziUメンバーも、韓国カムバックが弟グループのNEXZに先を越され、日本で「紅白」に出られないことになり、相当落ち込んでいるのではないか。

なお、日本現地化のLAPONEから、今年は3度目のJO1と初出場のME:Iが出ることになり、LAPONE枠が1枠から2枠に増えたことについては、別の記事で詳細に述べている(2024年11月19日付「INI『NHK紅白歌合戦』初出場ならず―理由はラポネ枠と大衆人気不足、LAPONE戦略再考の必要も」を参照)。

SMのaespaやRIIZEも、日本で人気上昇中だが、まだ「紅白」に呼ばれるレベルではなかった、と言わざるを得ない。

ちなみに、筆者は別に「紅白」至上主義ではない。「紅白」の視聴率が下がって、普通の音楽特番になろうと、終了しようと、構わない。

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