(目次)・TOP
・JO1がさらなる高み・TOPを目指すために必要なものは何か(個人的見解)
・TOPになるためには―大ヒット曲に加え、度胸・自信とカリスマ・メンバーが必要だと思う
・カリスマ性が感じられないと強烈な印象が残りにくい。『(歌と)ダンスが上手なグループ』だけでは不十分
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2019年のサバイバル・オーディション「PRODUCE 101 JAPAN」(日プ1)で誕生したグローバル・ボーイズグループ・JO1(ジェイオーワン)が、2022年2月11日にYouTubeのJO1チャンネルに「[Hi! JO1] EP.4 第1回JO1フリーマーケットの動画」を公開した。ビジネスではない、本当の仲の良さが伝わってくる。
さらに、JO1の公式ツイッターの2022年2月19日正午の投稿で、ウィンター・キャンプのコンテンツが2月21日(月)19:00、2月28日(月)19:00、3月8日(火)19:00に公開されることが、告知された。ほのぼのとしたイラストが、今のJO1の雰囲気を表している。
JO1がさらなる高み・TOPを目指すために必要なものは何か(個人的見解)
筆者は日プ1を最初から観ていて、JO1の結成からデビュー、そして若干の停滞期を経て、2021年初めの韓国合宿を契機に勢いを盛り返したのを、見守ってきたつもりだ。
今やJO1は、ジャニーズのトップ・グループに続く2番手グループに近いくらいのCD売上実績を上げていて、国内大人気男性アイドルグループ、もしくは大人気男性ダンス&ボーカルグループの地位を確立している。
このように、既に大人気であることを前提として、さらにそこから「Go To The TOP」、つまりさらなる高み・TOPを目指して行く上で、何が必要かを、筆者が個人的に、勝手に考えてみた。
まずは、JO1が何についての「Go To The TOP」を目指しているかについては、2021年のドキュメンタリー企画「PROCESS」の中で、パフォーマンスのシンクロにおいてナンバーワンになる、と述べられていた。正直、ちょっと拍子抜けするゴールだった。
日本国内のダンス&ボーカルグループでみると、シンクロダンスでJO1がナンバーワンになるのは、十分可能だと思うし、既にそう認知されつつあるのではないか。
問題は世界進出後だ。今度は世界的人気のK-POP勢と比較されるようになるからだ。シンクロダンスは当たり前で、足音が1人分しか聴こえないほどシンクロしている5人組TOMORROW X TOGETHERや、13人が激しいダンスをピタリと揃えているSEVENTEENなどと伍して行かなければならない。
LAPONE社長のインタビュー記事などから、JO1は自分たちが世界で成功するためには、一段のパフォーマンス向上が必要と考えているのがうかがえる。
パフォーマンス向上の努力を続けることはもちろん必要だが、たとえば世界的スターになったBTSにしても、ダンスがめちゃくちゃ上手なのは7人のメンバーのうち3人のみで、2人のメンバーはダンスが苦手と自ら認めている。
TOPになるためには―大ヒット曲に加え、度胸・自信とカリスマ・メンバーが必要だと思う
個人的には、JO1がTOPになるために必要なのは、(日本市場だけでも)幅広い層に浸透する大ヒット曲を出すことに加え、度胸・自信とカリスマ性だと思っている。
国内チャートで初週1位を獲れても、JO1の曲をファンしか知らなければ、大ヒット曲とは言えない。楽曲選びは極めて重要だ。独自カラーを出していくためには、メンバーが制作参加するのが望ましいが、メンバーだからと甘やかして基準を下げてはいけない。
度胸・自信については、JO1が「Go To The TOP」の具体的目標としてパフォーマンスに言及したのみで、日本でナンバーワンの(つまり最も売れる)グループになりたいとか、米ビルボードのメインチャートの上位に入りたい、との野望を語らないところに、自信のなさをうかがわせているように感じた。
たとえば、ジャニーズのKing & Princeの平野紫耀は、まだ世界進出もしていないのに、「グラミー賞、行きたいですねえ!」と公の場で話していた。ファン以外が聞けば荒唐無稽と感じる人もいるだろうが、そういう野心がJO1には感じられない。
また、SKY-HIはオーディションを運営しながら「この国獲るぞ!」と叫んでいたし、彼が作ったボーイズグループ・BE:FIRSTの1人のメンバーは、海外の人に日本のグループと言えばBE:FIRSTを思い浮かべてもらえるようになりたい、と述べていたという。ファン以外の人たちには自信過剰や誇大妄想に思えるかもしれないが、壮大なゴールを実現するためには、それぐらいの野心が必要なのではないか。
もっとも、JO1の慎重さや自信のなさは、ジャニーズ1強時代に風穴を開けるパイオニアとしてデビューした当時に、なかなか音楽番組に出演できないなどの苦杯をなめた経験によって、トラウマができてしまったからかもしれない。もっと自信を持とう、JO1!
カリスマ性が感じられないと強烈な印象が残りにくい。『(歌と)ダンスが上手なグループ』だけでは不十分
もう1つ、世界的スターにあってJO1に今のところ不足していると思われるのが、カリスマ性だ。
たとえばBTSのジョングクとか、NCTのテヨンのような、圧倒的カリスマ性でグループを牽引するメンバーが、今のJO1には見当たらない。なお、カリスマ・メンバーは、ビジュアルが良いだけでなく、ダンス、歌、ラップのうち少なくとも1つがかなり上手でなければ、話にならない。
本気でTOPを狙うのであれば、センターを順番に1曲ずつ務めさせ、11人全員に機会を与える、という平等主義は違うと思う。大衆を惹きつけてファンを増やすことができるメンバーが、センターであるべきだ。
JO1には唯一絶対のセンターはいないが、複数のカリスマ・メンバーがいてもいいと思う。筆者個人的には、JO1でカリスマ性が期待できそうなのは、ビジュアル・センターでオールラウンダーの川西拓実、メインダンサーの川尻蓮、メインボーカルの河野純喜あたりではないか、と思っていた。また、最近ダンスに力を入れ、「僕らの季節」でセンターを張った白岩瑠姫も、可能性があると思った。
ところが、この4人はいずれも、どこか遠慮・気後れするところがあって、自分が前面に立って観客やカメラに向かって「どうだ、俺を観ろ!」とカリスマ性を発揮するに至っていない。
これが、一般視聴者から見て、JO1はダンスが上手なグループと思われるものの、カラー(キャラ)が薄く、強烈な印象が残りにくい一因になっているのではないか。
TOPになるためには、JO1をよく知らなかった視聴者に「(歌と)ダンスが上手なグループ」と思われるだけでは不十分で、パフォーマンスも含めて「めちゃくちゃカッコいいグループ」と思わせなければならないと思う。
それには、歌やダンスのスキルだけでなく、オーラやカリスマ性みたいなものが必要だ。オーラやカリスマ性は、生まれ持った人も稀にはいるが、人気を得て自信をつけることで滲み出てくることもあるだろう。遠慮しないでガンガン行こう、JO1!
なお、2022年3月1日よりAmazon Prime Videoで配信開始となるJO1の11人全員が主演を務めるオムニバスドラマ「ショート・プログラム」(全11話)は、これまで気づかなかったメンバーの魅力が明らかになる好機となるかもしれない。カリスマ・メンバー候補も増える可能性がある。