SHINee『SUPERSTAR』初日1位もよんとんイベント中止で波紋/一部ファンSM不信も/『Break Out』

（目次）・TOP
・特典よんとんイベント中止で返品・返金が始まる
・入隊直前のテミンの5月26日の日本よんとんは、当日の開始時刻になって突然中止
・他のメンバーのよんとんも日本はすべて中止に
・突然のよんとん中止の具体的理由は不明、ただ入隊前のテミンが多忙すぎたのは事実
・事務所に不信感を持つファンも、でもメンバーの気持ちを考えると『SUPERSTAR』は売れてほしい
・7月28日『Break Out』にSHINeeの4人が収録出演
・イベント一覧　・商品情報

K-POPのSMエンターテインメントの2008年デビューの人気4人組ボーイズグループ・SHINeeの2021年7月28日発売の日本ミニアルバム「SUPERSTAR」のフラゲ日・7月27日の売上は、オリコン推計で6万1,701枚で、デイリーアルバムランキングで初登場1位を獲得した（翌28日は5,087枚で2位）。

ちなみに、フラゲ日・7月27日の2位はK-POPのJYPエンターテインメントの人気ガールズグループ・TWICEの日本3rdアルバム「Perfect World」で、推定売上は4万463枚だった（翌28日は1万685枚で1位）。

[追記] SHINee「SUPERSTAR」のオリコン調べの初週売上は7.4万枚で、週間アルバムランキングで初登場1位を獲得した。通算4作目の1位だ。また、ビルボード・ジャパンの週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”でも、SHINeeの『SUPERSTAR』は初週売上7万9,393枚で1位となった（2位はTWICE「Perfect World」で7万3,890枚）。

SHINeeと言えば、末っ子テミン（TAEMIN）が2021年5月31日に入隊していて、それから2カ月近く経ってからの、置き土産の日本ミニアルバムの発売となった。初日1位、それ以上に週間1位はおめでたい結果だ。

特典よんとんイベント中止で返品・返金が始まる

しかし、シャヲル（SHINeeファン）のSNSはあまり盛り上がっていない。

実は「SUPERSTAR」の初日売上の推定6万1,701枚（オリコン調べ）は、維持できない数字となりそうなのだ。というのも、特典イベント中止に伴う返品・返金が、これから実施されるのだ。

返金を伴う返品ということは、既に出荷と支払いが発生して、売上に計上されたということだ。返品方法は宅配便（着払い）のみで、受付期間は7月27日～8月11日だから、オリコンによるフラゲ日・7月27日の売上の数字は、まだ返品処理が反映されていないと考えるべきだろう。

今回の日本ミニアルバム「SUPERSTAR」は、タイトルも決まらない段階で2021年4月30日にリリースが告知され、予約受付が始まった。

5月11日には、発売記念「個別オンラインMEET & GREET」、つまり"よんとん"の抽選招待の案内があった。希望メンバーと1対1で1分間ビデオ通話ができることになっていた。推しと2人きりで話せるという夢のようなよんとんに当選したくて、何枚も予約を積んだファンもいた。

本来なら発売日以降に手元に届いたCDパッケージに封入されているシリアルコードを用いて抽選に応募するはずが、今回はテミンの入隊直前の5月26日にテミンの回のよんとんを実施するため、6月実施の他のメンバーの個別よんとんも含め、発売日よりもはるかに前の予約期間中の5月17日10時までに、支払い決済を済ませて専用サイトから抽選に申し込まなければならなかった。

最終の（4回目の）当落発表があったのは、5月19日だった。

入隊直前のテミンの5月26日の日本よんとんは、当日の開始時刻になって突然中止

ところが、あろうことか、トップバッターのテミンのよんとんの当日・5月26日の夕方の開始時間に、待機していた当選者に、突然スタッフから「どうしても中止にしなくてはいけない事態が発生してしまいました」と連絡があった。

何故当日の開始時間にこういう事態になったのか。もしかしたら、韓国側のよんとん実施場所に、テミンが現れなかったのかもしれない。

ほどなくして、重大なお知らせが、抽選を仕切ったticket board経由で当選者に届いた。日本レーベルの「ユニバーサルミュージックからの重大なお知らせ」と直前に予告されていたが、実際のお知らせの最後の発信人名は、SM ENTERTAINMENT Col., Ltd.と明記されていた。つまり、責任の所在はSMエンターテインメントにあった。

内容としては、丁寧なお詫びとともに、当日の開始時刻になってからのドタキャンについて、以下の説明があった。

「テミンは現在、心身ともに健康な状態です」「SHINeeのスケジュールを調整し運営していく中で、アーティストのコンディションを考慮しつつ進めていたと考えておりましたが、そのコミュニケーションは十分ではなく、結果的に配慮に欠けた過度なスケジュールとなってしまいました」「上記の理由により、当該イベントを通常通り進行できる状況ではなく、またアーティストの心身の健康を第一に考え、マネージメントの判断として急遽中止とさせていただきました」

そのままテミンは（事務所の方針だと思うが）日本のファンに向けて何も発言することなく、5日後の5月31日に入隊した。

他のメンバーのよんとんも日本はすべて中止に

さらに、6月5日のキーのよんとんも、前日にキャンセルの連絡がticket board経由で当選者に届き、延期などの方針を協議中とされた。

しかし、6月7日に突然、全メンバーの「個別オンラインMEET & GREET」の中止が決定されてしまった。日本の公式からの理由説明は、以下の文言のみだった。

「テミンの徴兵期日や日韓のリリース、アーティスト活動が多忙を極める中、スケジュール管理やアーティストの心身のケアをしっかりと行うべく取り組んで参りましたが、マネージメントとして至らない点があり、本イベントを開催することが困難となってしまいました」

突然のよんとん中止の具体的理由は不明、ただ入隊前のテミンが多忙すぎたのは事実

思えば、テミンの5月31日の入隊前は、殺人的な過密スケジュールだった。4月12日に韓国でSHINeeの7thリパッケージ・アルバム「Atlantis」をリリースしてカムバック活動を行い、5月2日にオンラインでソロコンサート「Beyond LIVE - TAEMIN : N.G.D.A」を開催し、5月18日に韓国でソロでの3rdミニアルバム「Advice」をリリースしてカムバック活動を行い、5月23日にオンラインで日本ファンミーティング「SHINee WORLD J Presents ～Bistro de SHINee～」を開催した。

その間には、日本のミニアルバムのレコーディングやプロモーション（下記の7月28日オンエアのテレビ朝日「Break Out」出演の収録も含む）もあったし、もちろん入隊の準備もしなければならなかった。

日本の公式サイトには丁寧なお詫びの文言がある。しかし、テミンをはじめとするメンバー4人のよんとんが全部中止になった具体的な理由は、明かされずじまいだ。

筆者個人的には、テミンの何らかのダブルブッキングが発覚したか、過労死寸前のスケジュールでもう限界とテミン自身もしくは他のメンバーが事務所に訴えたかのいずれかだろう、と推測している（一部のファンは、日本のレーベルのユニバーサルがSHINeeを切ると言い出してSMエンタテインメントが報復として日本のよんとん中止を決めたのではないか、と推測しているが、根拠が見当たらない）。

ちなみに、韓国でのよんとんはすべて実施されていて、キーは6月5日の自身の日本よんとん当日に他の仕事は何もなかった、との情報を日本のシャヲルはキャッチしている。

テミンは入隊でリスケが不可能だったが、他のメンバーの日本のよんとんもすべて中止となったのは、実施するとファンがテミンの件や今後の対応について質問して、かん口令を敷かれている他のメンバーが困るからではないか、と筆者は推測している。

事務所に不信感を持つファンも、でもメンバーの気持ちを考えると『SUPERSTAR』は売れてほしい

「SMのアーティストは大好きなんだけど、事務所は信用できない」とこぼす人もいる。かつて東方神起が5人から2人に減るとSMアーティストの過酷な労働環境が注目されるようになった。SHINeeの元メインボーカルのジョンヒョンが2017年末に自ら命を絶った3週間後の東阪ドーム公演はキャンセルされず、残りの4人で強行させられた。

現在SMアーティストのファンの賛否が分かれている問題の代表格は、NCTが膨張し続けていることと、米国での成功のためには手段を選ばないイ・スマン総括PDの姿勢だ。NCTが爆売れしているだけに、「頼むよ、SM～」と、事務所が迷走しないよう、祈るように見守っているシズニ（NCTファン）もいる。

イ・スマン氏の目下の関心事は大人気ボーイズグループ・NCTと人気上昇中のガールズグループ・aespa（エスパ）で米国で天下を取ることとみられ、一番人気のテミンが兵役で、そもそも既に主力グループではないSHINeeの日本のよんとんドタキャンは大した問題ではないのかもしれない。

SHINeeに関しては、ジョンヒョン・ショック以降は、日本のシャヲルは大きなトラブルもなく平穏に過ごしてきたが、今回「やっぱりSMは･･･」と不信感を再燃させる事態となってしまった。残念ながら、一部シャヲルはペン卒してしまった。

だが、責められるべきは事務所であり、メンバーではない。超多忙の中で作品を仕上げるために頑張ったテミンや他の3人の気持ちを考えると、日本ミニアルバム「SUPERSTAR」は売れてほしい。

・YouTubeのSMTOWNチャンネルに2021年6月29日に公開されたSHINee シャイニー 'SUPERSTAR' MV（3分1秒）

7月28日『Break Out』にSHINeeの4人が収録出演

2021年7月28日（水）、つまり日本ミニアルバム「SUPERSTAR」発売日の深夜のテレビ朝日「Break Out」の後半に、SHINeeの4人が事前収録で出演した。

当然ながら、テミンは5月31日に入隊してしまったから、この収録はそれ以前に行われたものだ。

SHINee特集は、4人体制になってからの東京ドーム公演の映像から始まった。「Everybody [Japanese Ver.]」「Sherlock [Japanese Ver.]」「LUCIFER」のパフォーマンス映像が流れた。

メンバーについての質問に答えるという日本語インタビューが展開された。キーは自身について、「事務所に入った時、性格が一番悪かった。思うことは全部口で言っちゃったから。正直に答えて何で悪いのって思ったから」「デビューしてみて、大人の先輩とかいろいろ見て、いとんな経験があってから、直さなきゃと思った」と述べた。

オンユについて、ミンホは「オンユさんは優しい」、キーは「初めて事務所に来た時は、あんまり踊ったことがないみたいだったんです。だから、一緒のグループになる必要はないかなって思うくらい。歌ばっかり好きで」と話した。

テミンについて、キーは「すごく真面目な人です。練習とか」、オンユは「自分の目標がすごくはっきりで、ずっと努力します」と述べた。

ミンホについて、オンユは「もっと真面目な人」、テミンは「本当に真面目な、男らしい人だと思います」「朝に起きる時も漢（おとこ）！」と述べた。

なお、キーとミンホは互いについてコメントしなかったため、キーとミンホの"不仲説"（演出している感もある）がネタなのか本当なのかは、分からずじまいだった。

最後に日本ミニアルバム「SUPERSTAR」の同名タイトル曲のミュージックビデオが流れ、画面でミニアルバムが紹介された。

K-POPランキング

韓国アイドルランキング

にほんブログ村

イベント情報

4/4(日) 15:00～ NAVER V LIVE+ Beyond LIVEオンラインコンサート「Beyond LIVE - SHINee: SHINee WORLD」
4/12(月) 17:00～ NAVER V LIVE SHINeeチャンネル「SHINee’s Sailing: Finding “Atlantis”」生配信
5/2(日) 15:00～NAVER V LIVE+ Beyond LIVEオンラインコンサート「Beyond LIVE - TAEMIN : N.G.D.A」（テミンソロコンサート）
5/23(日) 18:00～日本オンラインファンミーティング「SHINee WORLD J Presents ～Bistro de SHINee～」（NAVER V LIVE Beyond LIVEチャンネル/LINE LIVE-VIEWING）
5/26(水) 19:00/20:00 日本ミニアルバム特典テミン・オンラインMEET & GREET →中止
6/5(土) 17:00/18:00日本ミニアルバム特典キー・オンラインMEET & GREET→中止
6/12(土) 17:00/18:00日本ミニアルバム特典ミンホ・オンラインMEET & GREET→中止
6/19(土) 17:00/18:00日本ミニアルバム特典オンユ・オンラインMEET & GREET→中止