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グランプリシリーズ中国杯で怪我明け田中刑事選手はフリーで後退、優勝はコリヤダ

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11月3~4日のフィギュアスケート「グランプリシリーズ 2017」中国杯で、田中刑事選手(22歳)はショートで4位発進と好調だったが、フリーで後退して総合247.17点で7位に終わった。優勝したのは279.38点をマークしたロシアの22歳・コリヤダ選手で、地元中国の元祖・4回転量産選手の金博洋(Boyang Jin)選手は264.48点で2位だった。

総合3位と4位はそれぞれフリーのみでは1位と2位に浮上したアメリカ勢で、3位は総合259.69点のマックス・アーロン選手、4位は256.66点のヴィンセント・ジョウ選手だった。元世界王者のスペインのハビエル・フェルナンデス選手は、フリーでミスを連発して総合253.06点と、6位に終わった。

怪我明けの田中刑事選手はショートで好調もフリーで後退

シングル男子で日本からの唯一の選手となった田中刑事選手は、2016年の全日本選手権で2位の実績があるが、今回は怪我から回復した直後の初戦となった。ショートではブルース曲の「Memories」を使用している。トウループの踏切の際に怪我の痛みが少し出るとのことだったが、ジャンプは4回転サルコウ、トリプルフリップ-トリプルトウループ、トリプルアクセルで臨み、いずれも加点が付いた。ジャンプ好調で、ショートは自己ベストの87.19点(技術点47.91点、演技構成点39.28点)で、4位発進となった。

しかし、「フェデリコ・フェリーニ メドレー」の曲を用いたフリーでは、ジャンプのミスが続いた。冒頭に予定した4回転サルコウの連続ジャンプは単独になった。また、4回転トウループはトリプルトウループになり、後半の4回転サルコウがトリプルサルコウになり、その後転倒する場面もあった。結果、フリーは159.98点(技術点81.40点、演技構成点79.58点、減点1.00点)で8位、総合では247.17点で7位に終わった。

優勝はロシアのミハイル・コリヤダ選手

優勝したのはロシア大会で3位だったロシアの22歳・ミハイル・コリヤダ選手だった。「ピアノ協奏曲23番ほか」の曲を用いたショートで自己ベストかつ世界歴代4位の103.13点(技術点59.63点、演技構成点43.50点)を叩き出した。冒頭では高難度の4回転ルッツを高さのある素晴らしい出来栄えで成功させ、その後の4回転トウループ-トリプルトウループ、および後半のトリプルアクセルも綺麗で加点を得た。

フリーではエルビス・プレスリーのメドレーを曲に用いた。ショートとは打って変わって、ジャンプのミスが幾つかあった。冒頭の4回転ルッツは高さはあったものの、軸がずれて転倒した。次の4回転サルコウはダブルサルコウになり、後半にも回転が抜けてシングルアクセルになったジャンプがあった。フリーの得点は176.25点(技術点90.11点、演技構成点87.14点、減点1.00)で3位だった。それでも、ショートの貯金で逃げ切り、総合では279.38点で1位となった。

ロシア大会の1位が290点台、カナダ大会の1位が300点超えだったことを考えると、現時点ではコリヤダ選手が平昌五輪のメダル候補とまでは見られていない。それでも、今回の絶好調のショートを見る限り、波に乗れれば大躍進しそうな選手だ。

中国の元祖4回転量産・金博洋選手は2位

昨シーズンに当時としては驚異的な4回転量産で世界を驚かせた中国の20歳の金博洋(Boyang Jin)選手は、地元の応援の中で今回も4回転を連発したが、あまり調子は良くなかった。ただ、昨シーズンはジャンピング・マシーンのような印象しかなかったが、今回はローリー・ニコル振付のプログラムで、表現力も身に着けてきたように見えた。

「グリーンデスティニー」を曲に用いたショートでは、冒頭の4回転ルッツ-トリプルトウループで手を付き、トリプルアクセルは見事ながら、後半の4回転トウループでは軸が傾いて着氷が乱れた。それでも基礎点が高いジャンプ挑戦に支えられ、ショートは93.89点(技術点52.67点、演技構成点41.22点)で2位発進だった。

フリーでは「惑星」より「火星」とスターウォーズを選曲し、ローリー・ニコルの振付で金選手としては意外な軽快で可愛らしくも見えたステップもあったが、ジャンプのミスが目立った。冒頭の4回転ルッツと次の4回転サルコウで手を付き、後半の4回転トウループの連続ジャンプは手を付いて単独になり、その後の4回転トウループは転倒して連続にできなかった。最後のトリプルフリップも着氷が乱れた。結果、フリーは170.59点(技術点92.81点、演技構成点78.78点、減点1.00)で5位に沈んだ。それでも、総合では264.48点で2位になった。

フェルナンデス選手は絶不調

2015年と2016年に世界選手権2連覇を成し遂げたスペイン・26歳のハビエル・フェルナンデス選手は不調だった。チャップリン・メドレーを曲に使用したショートでは、冒頭の4回転トウループ-3回転トウループの連続ジャンプがトリプルトウループ-ダブルトウループになり、4回転サルコウは見事だったものの、トリプルアクセルの着氷が乱れた。ジャンプのミスで技術点は44.35点と振るわなかったが、チャップリンらしい世界観を見事に表現して演技構成点では46.22点とずば抜け、ショートは90.57点で3位発進となった。

しかし、スペインギターの音色豊かな「ラ・マンチャの男」を曲に用いたフリーでも、ジャンプの絶不調が続いた。冒頭の4回転トウループはトリプルトウループになり、4回転サルコウは着氷が乱れて連続予定が単独になり、トリプルアクセルも着氷が乱れ、後半にはトリプルアクセルで手を付いて連続ジャンプにならず、トリプルフリップがダブルフリップになった。結果、技術点は72.93点にとどまり、演技構成点は群を抜く89.56点ながら、フリーは162.49点で6位に沈み、総合でも253.06点で6位に終わった。

2016年世界選手権を制覇した時の自己ベストが314.93点だったことを思えば、フェルナンデス選手としてはかなり低調な得点で終わり、既に名古屋で開催されるグランプリ・ファイナルには行けないことが事実上確定してしまった。なお、フェルナンデス選手は羽生結弦選手と同じブライアン・オーサー門下生だが、今回はオーサー・コーチの姿はなかった。

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