MONSTA Xの2019年3月27日日本発売の5作目シングル「Shoot out」は、オリコン調べで発売初週（3月25～31日）に8万7,812枚を売り上げ、オリコンの週間シングルランキングで初登場2位を獲得した。1位は女性アイドルグループの日向坂46の「キュン」の47万6,362枚だった。
オリコンのシングルCD売上データは、全国約17,905店の調査協力店の売上に推計を加えた、日本全体の推定売上枚数だ。
また、オリコン独自の調査対象会社のダウンロードとストリーミング売上（日本全体の推計はない）を加えた合算ランキングでは（CDは1枚=1pt換算）8万8,194ptで、こちらも日向坂46「キュン」の48万8,846ptに次いで、週間ランキング2位だった。
一方、ビルボード・ジャパンの週間シングル・セールス・チャートでは、MONSTA Xの「Shoot out」の売上は15万3,498枚で、日向坂46「キュン」の47万4,893枚に次いで2位だった。
ビルボード・ジャパンのCD売上データは、サウンドスキャンジャパンによる全国約3万5,000店舗におけるPOSの実売データに推計を加えた、日本全体の売上推定枚数だ。
それにしても、店舗の実売データのカバレッジが違うとはいえ、オリコンは週間CD売上が8万7,812枚、ビルボード・ジャパンは15万3,498枚と、差が大きすぎるではないか、とツッコミたくなる人もいるだろう。
筆者の個人的な推測だが、ビルボード・ジャパンの売上データには、CD発売初週に木曜から日曜まで4日連続で開催されたハイタッチ会会場での売上が含まれているが、オリコンのデータには含まれていなかったのではないか、と思っている。
イベント会場での販売データがPOSでバーコード読み取りされていれば、ビルボード・ジャパンが用いているサウンドスキャンジャパンの売上データに入るはずだ。
ブレイクしつつあると言える好調な売上
CDの週間売上がビルボード・ジャパン・データの15万枚超というのはブレイクと言えそうなレベルで、オリコン・データの約8.8万枚でも好調と言える。
アーティストとの接触イベント参加特典目当てに、1人のファンが複数枚のCDを買うよう誘導することへの批判はあるかもしれない。
しかし、日本では多くのアーティストがCDに特典（大御所アーティストならライブチケット抽選券とか）を付けたり複数盤種にしたりして、売上枚数を稼いでいるのが実態だ。売れたもの勝ちと考えていいだろう。
MONSTA Xは、洗練された力強いパフォーマンスと、やんちゃな明るさが魅力の７人組だ（日本公式サイトを参照）。STARSHIP ENTERTAINMENTが参加者に過酷な競争を課したリアリティサバイバル番組 『NO.MERCY』でのバトルを勝ち抜いたメンバーで結成されている実力派グループだから、日本で人気を獲得するのも自然な流れだろう。
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作品情報
*MONSTA Xの2019年3月27日発売の日本5thシングル「Shoot Out」は表題曲MV収録DVD付きの初回限定盤A、アナログサイズジャケットとアナザージャケット封入の初夏限定盤B、通常盤の3形態で販売。初回プレス分のみ3月28～31日開催の個別ハイタッチ会に参加できるメンバー名記載カードをランダム封入（集合写真は不可）。
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